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43歳にして就職することになった話(6月15日から)

自分でも何かの冗談じゃないかとまだ思っているのですが、6月15日から鹿児島市荒田にある「若者サポートステーション(通称:サポステ)」に就職することになりました。就職っていっても、毎週月曜日と金曜日の週2回、非常勤勤務になるのですが。8時半から17時半までのフルタイム。

・どうして、今さら就職するの?

私も、もう十数年も、朝起きて、決まったところに仕事に行くなんてことはやっていないですし、やることになるとは思っていなかったのですが。

先日より、サポステさんと面談をさせていただく中で、私の行動力や発信力を大変評価していただきました。

また、私がこれまでの活動に際して、相談者の就職については、ハローワークなどへの同行や個人面談、面接へのアドバイスなどは行ってきましたが、具体的な就労先との連携や、企業・事業所との協力という部分では非常に弱いことを痛感しておりました。

今回、私が若者サポートステーションという、ある意味、就労・就職に特化した相談所に入所することで、就労を目指す様々な方への、今まで以上のサポートができるようになるのではないかと思ったからです。

お互いの強いところを活かすことで、より良い効果が発揮できるのではないかという、合意が形成されたわけです。

・サポステとは

地域若者サポートステーション(サポステ)は、働くことについてさまざまな悩みを抱えている15歳~39歳くらいまでの若者の皆さんが就労に向かえるよう、多様な支援サービスでサポートするところです。厚生労働省からの委託を受けた全国172ヶ所(平成29年度現在)のうちのひとつで、特定非営利法人ワーカーズコープが運営団体です。 サポステでは就労に向けて様々な支援サービスを行っており、利用者は基本的に無料で利用することができます。※実費を必要とするプログラムなど、一部のサービスについては有料の場合があります。
キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談もあります。
鹿児島には鹿児島市(かごしま若者サポートステーション【本所】)、霧島市(霧島・大隅サテライト)、奄美(あまみサテライト)、の3ケ所にあります。

・これまでの行動力は低下しませんか?

たにかつさんとNPO法人ルネスかごしまのいいところと言えば、呼ばれたらいつでもどこへでも行く行動力。

今回の入職により、それが削がれてしまうのではないかと心配される方もおられると思いますが、ご安心ください。サポステさんからは、NPO法人ルネスかごしまが行う、若者(15歳~おおむね49歳まで)を対象とする相談・訪問は、サポステの業務として行うことができる旨をお伝えいただいています。もちろん、サポステの全体としての業務(の一部)を担う部分もあるのですが、これまでと同じように、のびのびと仕事をさせていただくことができるのではないかと思っています。私は、これまでと同様、呼んでいただければできる限り行きますので、お気軽に声掛けしていただければと思います。

・一番の問題は

朝起きて仕事に行くということを、もう十数年もしていない私が、週2日とはいえ、8時半の業務開始に間に合うように起きれるかどうか。
そして、就職といっても、運営母体であるワーカーズコープというのは、「労働者が自分たちで仕事を作り出し、協働する」ことを理念としたところ。その点で、一般的な就職とは異なる部分があります。資本家と労働者、上司と部下、といった上下関係が無い(とされている)。ある意味、中世のギルドのような職能集団であると。そうはいっても、ワーカーズコープというのは大きな組織ですから、上下関係が無いわけではない。上に使われたり、理不尽な怒られ方をしたり、ということに耐えられない性質の私が、自分を殺す必要が出てくるのかどうか、それとも、理想的な職場であるのか、それは入ってみないことにはわからないのですが、少なくとも、面談の際には開放的な職場であると判断できたので、とりあえず入ってから考えればいいかと。
しかしまあ、こんな髪や、なりをした人を、しかもキャリアカウンセラーや産業カウンセラーなどの資格を持っているわけでもない人を入職させようっていうんだから、ワーカーズコープというのはやはり器が大きいと言えると思っています。

ということで、まとめると、

・たにかつさんが、非常勤ですが仕事をします
・たにかつさんとルネスかごしまのスタンスは変わりません
・これまでよりも力を発揮できるようにします

ということです。今後ともよろしくお願いします。

お読みくださりありがとうございます。 いただいたサポートは、NPO法人ルネスかごしまが行う「生活困窮家庭・ひとり親家庭支援」に全額使わせていただきます。