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忘れられない言葉がある。

大学を中退して少ししてから、予備校の先生をしてたことがある。

激務と、自分の(教えるという)能力の無さと、ほぼほぼプライベートが無いその生活に耐えられなくて、6か月ほどで辞めてしまった。

辞めると告げたときに、その予備校の理事長に「いい先生になれると思うんだけど」と言われた。それでも、やめることを止めないでくれた。だから、その場所から逃げることができた。

今、私はもちろん先生でもないんだけど、その理事長がそう言ってくださったことを、とても誇りに思っているし、ありがたいし、心の支えの一つでもある。その時はそんなことわからなかったけども。

今、4月からの新しい生活で、苦しんでいる人、困っている人、たくさんいると思う。

その場所で踏ん張ってもいいし、辞めたっていい。

どちらの選択も、私は尊重する。

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