生理休暇とルナルナ上司


毎月やってくる生理。眠いしだるいし足は浮腫むしお腹痛いし腰も痛いしなんか無性にイライラするし旅行と被ったら全部台無し。なんで女だけ毎月一週間、苦しまなきゃいけないのか…!晩婚化が進んでいる現代。子どもを産む予定なんてなくて、バリバリ働いている女性がほとんどではないでしょうか。私もその一人です。もうめんどくさいから掃除機かなんかでズバッと血吸って終わりにできないかな…、子ども欲しくなったら生理になるように進化しないかな…、と生理がくるたび妄想せずにはいられません。日本では生理休暇制度が認められていますが、取得率は非常に低い。正直私も取ったことがありません。取りづらい理由を考察してみましょう。


まず、未だ上司となる人は男性が多い事。部下の休む理由を把握しなければならない事は分かるのですが、毎月生理休暇を取得していると生理周期が読めてきます。男性に生理周期を知られるのは女性にとっては少し怖いこと。生理休暇を取得することで上司がルナルナ化してしまう、ルナルナ上司爆誕に繋がるくらいなら、有給休暇にした方が良いと思ってしまいます。

また、生理の症状に個人差があり、休むレベルかどうかは自己判断に委ねられている事も原因のひとつ。しんどさは自分のモノサシでしか測れないから、「皆このくらい我慢しているのかもしれない…。」と思ってしまうのではないでしょうか。とはいえ、個人判断に任せて生理休暇取得が増えてくると、求人の条件にも「生理の軽い人求ム!」と書かれてしまう日がやってきそうである。(あっという間に炎上すると思う。)

いっそのこと、ルナルナ管理部という保健室のような部署を作って、女性社員の生理周期を完全把握、生理が来たら赤紙(召集令状並みの強制力を持った紙)を渡し、生理の症状の重さに関係なく休ませる規則を作るのはどうだろう。

生理はもはや休暇ではない。未来を担う子どもをつくるための戦いなのだから。


このコラムは「企画でメシを食っていく」4期生の合同コラム企画「コラム街」の1つとして書かれています。他のみんなのリンクはこちら。↓
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