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『マーケター』と名乗るのを辞めました。

きっかけは、@shomarketer さんのこのツイート。

いま現在、BtoCメーカーの中のマーケティング部門に所属していて、ブランド担当をしている。はたから見て『マーケター』と名乗っていても全く違和感がない仕事をしていると思う。でも名乗ることを辞めてみる。気が変わる可能性もあるけれど。

ちなみにぼく自身が名乗らないというだけであって、周りの人やフォロワーの方が『マーケター』と呼ぼうが括ろうが、特に気に障るとか、そんなことは一切ありませんので、変わらずよろしくお願いします。

『マーケター』と名乗る人を否定する理由もありません。

『マーケター』と名乗るのを辞めた理由

上で引用したツイートは、色んな議論を巻き起こしていて、すごくいい問題提起だったと思う。確かに最近はもう、色んな人がマーケターを名乗っていて、訳がわからなくなっている。

『マーケター』と名乗るのを辞めたのは、決して「同じにされたくない」とか、そういうことではなく、ぼく自身はマーケティングを「思考のフレーム」でしかないと思っているから。今の自分の仕事を考えると、

マーケティングに携わっている

というよりも、

目的達成のために、マーケティング思考を使っている

というほうが、肌感覚に合っている。だから『マーケター』というと、マーケティング思考を使いこなす人、的な意味合いがメインに気がする。あくまで気がするだけなのだが。

マーケティングはぼくにとって考え方の一つであって、全てじゃない。

というのが『マーケター』と名乗るのを辞めてみた理由です。

今やっている仕事について

『マーケター』でないなら、じゃあ「お前は誰だ?」という『君の名は』みたいな質問が来そうだが、その答えはよく分からない。

BtoCメーカーでブランド担当として仕事をしていて、ブランドの成長にコミットしているので、先ほどの@shomarketer さんの分類でいうと『ブランドマーケター』だったり、戦略立案も関わるので『プランナー』だったり、顧客を知るために『リサーチャー』『アナリスト』にもなれば、PRやクリエイティブも企画に携わる。もしかしたら『グロースハッカー』が一番近いのかも知れない。でも、しっくりはこなかった。

自分の(今後も含めて)仕事の軸は何かを考えると、結局「世の中に何かを仕掛けていく」ことに行き着く。担当ブランドを使って、あるいはブランド関係なく会社の資源を使って、社会の課題を解決する、世の中に新しい価値を生み出す。

この先、異動もあるだろうし、転職するかも知れない。非営利な活動をすることになるかも知れない。でもその軸はきっと変わらないと思う。

そして仕掛ける上で土台になるのはマーケティング思考だと思う。でも、マーケティングは、ぼくにとってあくまで『武器』だ。

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