金子みすゞの伝記執筆、あの日から一年
去年の6月に、寝耳に氷水のようなご依頼をいただいたものの…
狐につままれたようで、ほっぺをつねりながら、ご担当者様と、以下についてやりとり。
①紀行文的にしたいのか。
②金子みすゞの権威とされている方への反証でいくのか。
③みすゞの全体を書くのか。
やりとりで整理しつつ、興奮している脳にわーーーっと降りてきてしまったことをメモ的に書きちらかしたりの3ヶ月を経て…
去年の今日、膝突き合わせて7時間に及ぶ打合せ。
【谷の思うみすゞを書けばいい】と方針決定。
ところが、暮れまでは仕事が詰まっていて全く手を付けられず💦
今年の年明けから本腰を入れて8ヶ月。
登山でいえば、6合目、7合目までは来ただろうか。
それだって奇跡みたいなものだと思う、なんたって素人なんだから💦
みすゞが詩人としてデビューするまでは、私人と詩との関わりだけで書けたけど…
デビュー後の、詩人と私人のくんずほぐれつは、どう書いたら伝わるのか💦
時系列にすりゃいいってものではなく、七転八倒💦
ターニングポイントとなった時期を、詩人軸と、私人軸の両方から書くことにした。
みすゞ密着目線の詩人軸は、何とか書けた。
ここからは私人軸。
誰かを責めることにならないよう、私の感情ではなく、単純な事実を積み上げてゆこうと思ってるけれど、うまくいったらご喝采!
絶壁にしがみついてる最中だけど💦目的地に旗を立てたのも私なので、きっと辿り着けるはず。
ご担当者さまとの打合せ用に取り寄せた”シナピー”美味しかったな、頑張ってるご褒美に、もっかい奮発するかな(笑)。