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その気にさせる天才\(^o^)/

オンラインみすゞ塾小諸クラス日誌 2023年6月28日篇

月1のクラスでして、明日の講義のために先月の録音を聞いたら、まー面白いの何の…
この講師って誰?へ?あたしか(爆)!!!

年明けに立ち上がったばかりなんですが、ひょんなことから先月早くも初オフ開催で対面授業。
何と《コミュニティテレビこもろ》の取材が入りました。
DVDいただいたら、youtubeにアップしたいと思います。
このクラスの有志4名が、10月に金子みすゞの足跡を辿る旅をするので、その事前学習として、生れ故郷を謳った『仙崎八景』の中から3編を取り上げました。
そのうちの好きな1編を選んでもらって個別の朗読練習。
1回読んで→谷のアドバイス→もう1度読む…というスタイルです。
皆さん素晴らしかったのですが、黒一点のIさんが選んだのは、この詩。

金子みすゞ全集『さみしい王女』より

Iさんは、地元のイベントでナレーションを頼まれてる方だけに、声もいい、読みもうまい。

さらに良くするため、谷がしたアドバイス

・金子みすゞは26歳で自ら命を絶ちました。
《むかし、むかしよ 花津浦よ、 みんなむかしになりました。》
26歳の女性に、こう書かせたものは何だったんだろう…?
・《お船はとほく 消えました。》
消える、ってキョーレツな言葉ですよね。
船も、この言葉自体が物語を孕んでいる。
私を乗せない船が消えた…みすゞにこう書かせたものに思いを馳せつつもう1回。
→感性のある方なので、読みが劇的に変わりました!!!

歴史ガイドのボランティアをなさっているUさんも、同じ詩を選びました。
読みは悪くない。

さらに良くするため、谷がしたアドバイス

・アレコレやろうとすると大変なので《郵便局の小父さん》に一点集中。
・以下の妄想をインプット。
このお兄ちゃん小父さんに、淡い恋心を抱いていました。
でも異動でしょうか、どこかへ行ってしまった。
自分は白血病で余命3ヶ月。
「ああ、あの方は今どうしていらっしゃるかしら。会うことも叶わないけれど、できることならもう一度お目にかかってみたいわ」
…というシチュエーションだとどうなるか。
→百恵ちゃんと友和のドラマのようになりました!!!よくぞここまで変われました。

金子みすゞ全集『さみしい王女』より

去年、市立小諸図書館に谷を呼んで下さったOさんが、選んだのはこの詩 ↑
小諸の民話を朗読なさったりしてるだけあって、素敵に読めてます。

さらに良くするため、谷がしたアドバイス

・口八丁で、またまた妄想インプット。
遠い異国の地へお嫁に行く私。
もう二度と帰っては来られない。
生まれ故郷の一番好きな場所へ、今生のお別れに来たとしたらどうなるか?
→別れゆく一つ一つのものへの愛しさが、さっきと全然違う!!!

コミュニティテレビこもろさんの取材を受けています

1を言えば10を知る方たちで、講師冥利に尽きるレッスンでした。
ささいなアドバイスだけで、読みが激変する!!!
プレバト俳句の夏井先生のような指導を目指しています💛


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