思う方向には渡れない。ビジネスとデザインとテクノロジーのスクランブル交差点
こんにちは。「Tangity」でサービスデザインをやっているNishiです。
BtoBtoCサービスの企画からサービスデザインに転身して9ヶ月が経ちました。プロジェクトを通してたくさんのことを学ぶなかで、何度も立ち止まりながら、悩みながら進む日々です。先日、飛行機での移動中に機内の動画コンテンツで観たBIOTOPE代表の佐宗氏の講義を通して見えた、自身の現在地について感じたことをお伝えします。
Tangityに入って感じたことを書いた、前回の記事「ビジネスとデザインとテクノロジースのクランブル交差点」の続きです。
前回の記事は↓↓
「カイゼンの民」の自覚
前職での自分は、限られた時間とリソースでいかに収穫量を上げるか、生産性重視の働き方であったことを改めて実感しています。規定された(変わり映えのない)ゴールと、実績のあるワークフローで効率よく、ある意味安心してアウトプットすることに励む。生産性、再現可能性などのメリットはあるものの、新たなものは生まれないな、と振り返っては実感しています。まさに自身は、佐宗氏が例えるPDCAに支配された「カイゼンの民」であったことを自覚しました。
サービスデザインには体系的な方法論はあるものの、プロジェクトによってその使い方は様々であり明確なものはない、ということを実践の中で学んでいます。
クリエイティブへの目覚め1
カイゼンの民が、左脳だけではなく、脳の複数部位をつなげ、ひらめきを生むために手を動かすことを意識して取り組んでいます。以前はパワーポイントと睨み合うことが多かったのですが、今はメモ帳や付箋を使って手を動かして形にすることを心がけています。
形にしたものをもとにメンバーと対話し、また考える、これを繰り返すことで、自身の潜在的なイメージのようなものが見えてくる。こうした実感を少しずつ積み重ねて行きたいと思います。
クリエティブへの目覚め2
人が情報を受け取る際に優先する感覚のとこを優位感覚といって、体感覚・視覚・聴覚の3つに分類されています。私は視覚優位なので、上記の通り、手を動かして形にすると、聴覚にあたる言語化などの整理も比較的スムーズに進みます。一方で、仕事の中で体感覚を意識的に活用できていないと実感しています。
「なんだか気になる」や「何か違和感を感じる」という直感的な体感覚を源泉としたアイディアを見つけるために、もっと積極的に現場に行かなければ、と感じています。まさにデザインプロセスの最初に出てくる「共感」です。まだまだこれからです。
最後に
Tangityは多様性に満ち、刺激的なチームです。私自身も微力ながら良い影響を与えることができるように、チャレンジを続けていきます。またの機会に続編をお届けできればと思っておりまーす。
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