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たぴにつき ♯21
いよいよ「ソウル動物映画祭」。
![](https://assets.st-note.com/img/1730332993-EWNGzRnf42t6F8jcPAxY7aUk.jpg?width=1200)
相馬さんのトークの動画は撮ったけど、
それ以外は、写真も動画もあまり撮っていなかった。
カメラマンあるあるかどうかわからないけど、
「作品にするため」みたいな目的がない時って、
そんなに撮らないんですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1730332972-W6lhAOsR74kEBK2JFxbZgNvS.jpg?width=1200)
外から急に中に入ったので、設定が暗かったり、ホワイトバランスが赤かったり、すみません。
これも、ドキュメンタリーということで。
女性が多いでしょ。
そうなんです。
この映画祭、少しは男性もいたんですけど、女性が中心の映画祭なんです。
ちょうど、空港でチョ・ナムジュさんの『82年生まれ、キム・ジヨン』の文庫を買って読んでたから、感慨深かった。
世界的にフェミニズムが支持を得るようになっている背景もあるけれど、
特に韓国は、男尊女卑的なものが、日本よりも強いんですよね。
それは伝統的に儒教の影響も大きいのだと思います。
(「長幼の序(年配者を敬う)」良い側面もあるから、単純に悪く言いたいわけではないけれど。って、その「長幼の序」も「パワハラの力学」と捉えることもできるから、さらに難しいんですけど。)
儒教の影響は、若い世代には少しづつ薄れてきているとはいえ、まだまだ根強く残っているだろうし、
あと、徴兵制の問題もあるんですよね。
徴兵制が男性だけに適応されるから、「男女平等」という考えを素直に受け入れない男性も多いという。
「平等なら女も徴兵しろよ」みたいな。
だから、何事も、簡単には言えないことって多いんですよね。
そんなこんなで、男尊女卑の力学が強い国だからこそ(日本もそうだけど、日本以上にですね)、
作用に対する反作用というか、反発も大きくなる。
それで、韓国のフェミニズム運動は盛んなのだと思います。
わたしは、柴田英里さんを支持するタイプの、「フェミニズム運動を支持するけれど、その運動がイデオロギー化・プロパガンダ化して、別の暴力を正当化するようになりつつある流れ」には憂慮しているタイプなので、日本のフェミニズム運動には、複雑な気持ちもなくもないんですが、、、。
日本はどうあれ、韓国のこういう流れはいいように感じます。
差別が極端な文脈では、弱い立場を擁護するための強調は、「それくらいでちょうどいい」となるので。
他国の芝が青く見えているだけでしょうかね?
自国の芝も、粗を見るのではなく、全体を見れば、同じように青く見えるのかも、、、。
(♯20で書いた、「プラスチックのティーパック」と「紙コップのプラスチックコーティング」の話みたいなものなのかもしれないですね。「どこで線を引くか」でしかないというか。)
ともあれ、女性が中心の映画祭、とても気持ちのいいものでした。
特に最後の授賞式&閉会式で、作家たちだけではなくて、学生なのかな?若いスタッフ(女性たち)が壇上にあがって、代表の2人が挨拶していた場面があって、ひとりは涙していたから、わたしももらい泣きしてしまったくらいで。言葉はわからないんですけどね。
いずれにせよ、今は女性の時代なのだなと強く思いました。