ぱくぽ☆いしなか

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最近の記事

グラデーションのない「オセロゲーム」-4

実は、わたしがここに書いていることと、facebookに友達限定で書いていることは、別人(多重人格)かというほど、違います。 「独白(自分が思っていること)」と「表現(第三者に向けて発すること)」を明確に別けているからです。 「表と裏」を批判しているわたしも、表と裏があるんですよね。 たしかに、よそ行きは「品のいい顔をしたい」と思うけれど、 飲み屋では「くだを巻いている」という部分もあります。 ただ、「作品にはメッセージを込めない」という姿勢の問題もあるんです。 この

    • 飯塚雅俊さん『闘うもやし』

      買って、8年ちかく寝かしてしまっていました、、、すみません。 とても励まされます。 わたし自身、カッコつけて言えば「個人事業主」であり、包み隠さず現状を言えば「ニート」みたいなもの。 廃業までしていないけれど、ほとんど廃業状態。 以前は作りかけている映画を完成させて、「一発逆転」と思っていた時期もあったけれど、今は「完成させずに終われない」から、ずるずると廃業しないだけに過ぎないのです。 ずっと「信念」をもって作品づくりをしてきました。 負け惜しみではなく、「どうやっ

      • グラデーションのない「オセロゲーム」-3

        この文章は、特定の何かの事象に「当てつけ」て書いているのではありません。 とはいえ、「いま、これをまとめよう」と思った社会事象があったのは確かです。 その件について、自分の立場は明かしません。 問題は、「白」か「黒」か、というより、「白か黒か、と考えてしまうこと」にあると思っているからです。 きっかけとなった問題に対して、いつもと違う情報収集の仕方をしてみました。 「自分と違う立場のひと」がどう考えているのか、内容的にも、思考の過程としても、理解したかったからです。

        • グラデーションのない「オセロゲーム」-2

          世界は、2極に別れて対立、ケンカ、戦争が絶えません。 双方がおのおのの「正義」を語ります。 そして、敵対する相手を「悪」とします。 自分は「真実」を知っていて(自分の信じる側は「真実」を語っていて)、相手は「ウソをついている」と。 今日、朝ドラ『おむすび』を見ていて思いました。 主人公の結は、自分の好み(信念)で、ギャルの恰好をしています。 ただ、通いはじめた栄養士の専門学校では、その恰好(メイク・ネイル)はふさわしくありません。風紀的な意味ではなく、物理的な衛生面から

          グラデーションのない「オセロゲーム」-1

          そもそも人間は、「白」か「黒」か、「YES」か「NO」か、 そうやって二極に別けて物事を認識しているものです。 それが、SNSの隆盛によって、極端になってきているように感じます。 とくに「正義」と「悪」について。 そして二極に別れて戦争をしている。 その間について語るひとは稀にしかいないのが現状です。 自分の信じる「正義」から、「敵」か「味方」が色別けされ、 「味方」でなければ「敵」になる。 この二枚の写真は、同じ花なんです。 接写レンズにするアダプターを付けたり

          グラデーションのない「オセロゲーム」-1

          アケタさんのこと

          天才アケタこと、明田川荘之さんが亡くなられたそう。 あまり追悼的な文章は書かないことにしているけれど、今回は特別というか、感謝の気持ちを書いておきたくて。 そもそも、わたしが日本のジャズを聴くきっかけになったのが、アケタさんと齋藤徹さんのデュオ盤『LIFE TIME』。 以前も書いた中島くんの通っていた大学の近くのジャズ喫茶でのこと。 わたしはジャズも好きだったけど、当時、「ジャズは黒人のもの」と思っていたし、広く見て(白人も含めて)も「欧米のもの」と思い込んでいた。

          アケタさんのこと

          トン・コープマン チェンバロ・リサイタルに行きました。

          数日前、ロナルド・ブラウティハムさん(70歳)のフォルテピアノ・コンサート(ベートーヴェン・ピアノソナタ名曲集)に行ったばかりだったので、【オランダ】【古楽器】という繋がりに、縁を感じます。 若いころ、1ヶ月+1ヶ月、田中未知さんの手伝いでオランダに滞在したことがあったので、そういう意味でも、やっぱり縁があるのかな。 フォルテピアノを生で聴くのもはじめてで、その当時の調べ、その繊細さにうっとりすると共に、ロナルド・ブラウティハムさんの演奏力でもあり、ヴェートーヴェンのダイ

          トン・コープマン チェンバロ・リサイタルに行きました。

          たぴにつき ♯24

          マーケットは、市場と商店街の間くらいだから、 朝が早くて、昨日来た時の半分も店が開いてない。 朝食でもと思っていたけど、昨日メボシを付けていた店も開いてない。 昨日のフォーの店も見当たらない。 「あの店は実在したのだろうか?」という気にさえなってくる。 なんて思ってしまうのも、相馬さんといるからだろうか。 マーケットからの帰り道、「肉まん、食いませんか?」というも、 相馬さんも、それでお腹がいっぱいになるのを恐れている。 その気持ちもわかるので、スルー。 そう、昨日の

          たぴにつき ♯23

          あんにょん、最終日。 7時半起床。前の夜に眠れなかったことが効いているな。 もっと早く起きて歩き回りたかったけど、仕方ない。 用意をして行こうとしているタイミングで、相馬さんから連絡がある。 okuさんは休んでいるけど、相馬さんは散策したいとのことで、一緒に。 一昨日泊まったガロホテルを見てもらう。 で、昨日のマーケットへ再び。 「撮る」というのは、どうしても「収奪」という感じがするので、気の弱い人間にはなかなかキツイ。 しかも、ネット社会になって、スナップなんて、

          たぴにつき ♯22

          主役の相馬さんたちのことを書いていなかった。すみません。 まずは、『ねこさがし』の上映ですね。 その前にちょっと舞台挨拶みたいなのもあり。 (動画を撮ってたので、写真ないです。すみません。) ↓<『ねこさがし』の予告編です> https://youtu.be/INFR0u5oLEo?si=5_ZHt5JtJ7brnRVm 相馬さんは、ハンディカムで、ブレブレの映像だったりするんですよ。 だから、「大きい画面で耐えられるかな?」 と正直思っていたところがあったんですが、

          たぴにつき ♯21

          いよいよ「ソウル動物映画祭」。 相馬さんのトークの動画は撮ったけど、 それ以外は、写真も動画もあまり撮っていなかった。 カメラマンあるあるかどうかわからないけど、 「作品にするため」みたいな目的がない時って、 そんなに撮らないんですよね。 外から急に中に入ったので、設定が暗かったり、ホワイトバランスが赤かったり、すみません。 これも、ドキュメンタリーということで。 女性が多いでしょ。 そうなんです。 この映画祭、少しは男性もいたんですけど、女性が中心の映画祭なんです。

          たぴにつき ♯20

          相馬さんたちと合流。 いよいよ、今日は「ソウル動物映画祭」! と言っても、わたしはただの付きそいで、 相馬さんの『ねこさがし』上映とトークがメイン。 公私のパートナーのokuさんは、映画にも出ているし、ナレーションも担当しているから、2人が主役。 わたしは気楽でいい反面、部外者で寂しいというか。 まずは西大門から、弘大に行く。 地下鉄。 わたしはTmoneyがあるから楽々だけど、 相馬さんたちはその都度、切符を買うから、たいへんそう。 しかもよくわからないから、まご

          たぴにつき ♯19

          相馬さんの泊まっているホテルを見上げながら、周りを歩く。 相馬さんのホテルの真ん前にカフェがあるので、 ちょっとここで休もうか。 EDIYAという店。 「イデア、なんと哲学的な、、、、」とノートにも書いていたけど、 スペル違いですよね。哲学の方はIDEAですから。 おはずかしい。 毎度、wikipediaを参照してはずかしいけど、 EDIYAのという名前は、エチオピア語で【「大陸の唯一の皇帝」を意味するエチオピアのエディヤ族】から来てるそうです。 エチオピアは珈琲豆

          たぴにつき ♯18

          8時過ぎくらいに起床。 って、この間、ほんとにいろいろあったんです。 まず、洗面台はあるんですけど、ホースが付いてないから、垂れ流し。 写真じゃ、よくわからないかもしれないんですけど、、、 ビジャビジャそのまま流れていくんです、排水口に向かって。 って、じつは、もうちょっと感じがわかる写真も撮ってるのに、出し惜しんでました、すみません。 こちら。 便座を下げて撮り直したんです。(あらゆる映像はフィクションなのです。) 普段は座ってお手洗いするんですよ。外出先でも、

          たぴにつき ♯17

          書き忘れていたけれど、さっきの店にいる時、相馬さんからメールがあったんだっけな、たぶん。それで、こっちから電話をかけたのだったと思う。 「相馬さんからはメールしか送れないのに、 わたしからはメールが送れず。」 「相馬さんからは電話はできないのに、 わたしからは電話ができる。」 という不思議な関係らしい。 どうあれ、連絡がとれることがわかって一安心。 空港からこっちに向かっているらしい。 2件目の喫茶店で待ちつづける。 この店、お菓子の持ち込み禁止らしく、カウンターに公

          たぴにつき ♯16

          7時くらいからかな、珈琲店に入りまして。 相馬さんを待つことに。 こぼしちゃって、見苦しいですが、お店のせいじゃありません。 わたしのせいです。 旅のまとめなどをノートしながら待つ。 こういう「空白」の時間、好きなんですよね。 旅であれ、日常であれ、なにかと埋まってるでしょ。 目的のために動いてる、動かされているというか。 常に因果の中に身を置かれているというか。 そういうのから切り離された時空っていいですよね。 その時に書いたノートを、今、日本で見る。 【自分が4