たねさん
梅干し作り 梅干しの手作りが好きで、若い頃から作っていた。 塩で漬けて梅酢が上がる時の甘い香り、 赤紫蘇を入れて干した時の芳しい香りが好きで、 一度作ったら、買ったものが物足りなくて。 なので可能な時はできるだけ作る。 糠味噌と違って、日々の手入れが要らず、 作るのは年に一回で良いというのも、 性に合っているのかもしれない。笑 梅干しは、梅酢が上がって、赤紫蘇を入れたら、 ご存知、土用の頃に土用干しをする。 昔、私が見たレシピでは確か三日三晩干すとなっていた。 なの
先月、丹後地方に行ってきた。 30年前に、少し住んでいたことがあって、 一度ゆっくり、昔を訪ねてみたいと、 ずっと思っていたのだ。 5時間近くも電車に揺られて降りると、 関東の首都圏とは、全く趣の異なる風景が昔のように拡がっていた。 ちょうど、桜が咲き始めた頃で、 ゆっくりと景色や土地を堪能できた。 30年前は、見知らぬ土地での初めての子育が大変すぎて、 景色どころでは、なかったから(笑) 30年後に、その長女と連れだっての旅行。 シングル子育て終了の確認というか、 その
ふかふかの大地 先日、千葉の昭和の森まで出かけて行った。 千葉市長と土中環境の高田宏臣さんとの対談、 及び、昭和の森の環境改善の様子を見せてもらいに行ったのだ。 千葉は、ふだんあまり行かない地域で、この場所ははじめてだったが、 自然の大きさに圧倒された。まず、木が大きい。 山武杉という木だそうだ(花粉は少ないらしい)。 一昨年の台風で倒れた木の片付けを兼ねた、根本的な土中の改善は、 とても気持ちの良いやり方で、やはり来てよかった。 何より、柔らかい大地を踏んだ喜びを、
昨年、これだ!!という本に出会って、ゾクゾクした。その本は「土中環境」(高田宏臣さん著)という本。 2年前、主宰しているコミュニティファームで、環境改善をしてもらったのだが、その手法が、まさにこの本書かれているこれだったのだ。 その時は、全く新しい概念に、目から鱗ならぬ、目が点。 えーー? それって、どういうこと? 聞いたこともない、考え、単語に、人知れず思考がついていかず、 言われるがままに、穴を掘ったり、炭を埋めたりした。 それから2年後、少しずつ意味がわかり始めた頃
今日は、友人の畑の助っ人で、畝作りに汗を流した。 ほぼ荒地の畑は、この時期に軽く開墾して、畝を作っておいた方が良い。 寒いかと思いきや、動いているうちに暑くなり、上着も帽子も脱いでしまった。 2時間ほど鍬をふるったので心地良い。 今、パソコンに向かっていても、まだ頭がスッキリしている。 今でこそは、畑で土に触れると、スッキリ心地良いという感じになっている。 しかし、やり始めて5、6年もの間は、畑から帰ってくるとぐったりして倒れ込み、寝込んで、翌日もまだぐったりしていると
自然農で畑をやっていると言うと、 新鮮な野菜がたくさん採れて良いねとか言われる。 そう言われると、少し違うなぁと、いつも思ってしまう。 まず第一に、収穫物はすくないし、野菜も小さいことが多い。 店で野菜を買うようにはいかない。 料理するのに、適当な量がないことなんでざらだ。 この量で、いったい何が作れるのだろうと、かえって困ってしまうことも多い。 つまり、効率的に野菜を手に入れるのなら買ったほうが早いくらいだ。 にもかかわらず、なぜ畑をするのか。 9年間、畑や自分のう
自然農のコミュニティを主宰して2年が過ぎた。 (写真は、去年の秋に採れた菊芋) 主宰というより、みんなでやっている。仲間がいるからやっていけている。 一人で畑をやるのとは少し違っていて、圃場は全員で管理、計画して、あれこれ考え、一緒に作業して収穫があれば皆で分配する。メンバー制だ。 農業をしているというより、農を主体とするゆるいつながり。 圃場は、とある住宅の広い広い斜面の段々畑。 実家を引き継いだその圃場のオーナーである友人が、広い斜面を管理しきれなくて、悩んでいた
長年、お金のことではずっと悩んでいた。 いわゆるシングルマザーだったし、家の中の唯一の稼ぎ手だった。 しかし、お金を稼ぎたいのと同じくらいに子どもとの生活は犠牲にしたくなかったので、正社員で長時間労働をするのも嫌だった。 何より、自分自身がどこかへ行ってしまってスポイルされた気になるのが分かっていた。 それでも20年近く前にシングルになった当初は、まず生活のために稼がなければと、正社員を目指した時もあった。しかし、その頃は、蕁麻疹に悩まされたり、体調不良になったり、精神的