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世間の人がさす「認知症の人」は、どんな人なんかな?

「たとえ認知症の人でも、人の優しさ、温かさ、冷たさ、邪険にされる行為、そういうことの判断は出来るそうです。」Yahoo!ニュースのコメントの一部です。

私はYahoo!ニュースのコメントを読むのが好きです。
私が興味を持つ記事のジャンルはいろいろですが、認知症関連はやはり気になるのでよく読みます。
だから、必然的に認知症関連の記事のコメントを読むことが多いです。
その中で、世間の人は認知症の人に対して、いったいどういう捉え方をしているのかなと興味がわくことがあります。

冒頭のコメントは、認知症関連の記事ではなく、コロナ禍での看取りの記事のコメントの一部なのですが。

「たとえ認知症の人でも」の、この認知症の人とは、どの段階の人なのか疑問です。
認知症になったらすぐに意思疎通が難しい人になるわけではありません。
私は、認知症の夫との意思疎通が難しいと思ったことはありません。むしろ夫は認知症になって自分を隠すことが下手になったぶん、昔よりわかりやすくなりました。
ただ、お腹が痛いとか気持ち悪いとかは、どのように痛いとか気持ち悪いとか具体的に表現できないので、いまいち分かりません。

「人の優しさ、温かさ、冷たさ、邪険にされる行為」を、夫は明瞭に感じとります。むしろ、自分の感情に蓋をしないぶん、より敏感に感じとります。

冒頭のコメントの最後は、「そうです。」と書いていますが、私はなら
「認知症の人も、人の優しさ、温かさ、冷たさ、邪険にされる行為、そういうことはわかります。」
と断言します。

コメントを書かれた方は、ただ認知症の人の実際を知らないだけなんだと思います。
知らないとはそういうことなんだなと、私は肝に銘じて、自分の知らないことに向き合いたいです。

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