私の気を長くしてくれた言葉
たいていの認知症の人がするであろう、周りの人をとてつもなくイラつかせる行動。
短時間に同じことを何度も聞く。
人によって執着することが違うので、繰り返す質問は違うだろし、聞く方も何度繰り返されてもわりと平気な質問もあるだろう。私の場合は、曜日とか時間とか、変更不可な事実については、何度聞かれてもイラつかずに答えられる。ただし、ここにご飯の時間が絡んでくると、そうもいかないが。(3時に夕ご飯は出ません!)
夫の質問の中で1番私をイラつかせるのが、
「今日(明日)、どこ行くの(何するの)?」
夫はとても外出意欲があり、ほぼ毎日、私と一緒に散歩なり買い物に行く。
最近は週5でデイサービスに行っているので、夫のヒマを埋めるためのお付き合い(散歩、ドライブ等)の時間は少なくなったが、そうでなかったときは、毎日、この質問を何度も聞くのがストレスだった。
「今日どこ行くの?」と夫に聞かれて、私の答えに夫が良い反応を示せばそれでいいが、イマイチな反応だと、ではどこに行きたいのか聞き返すのだが、たいていの場合「わからない」「知らない」と返答さる。
「イヤなら自分で考えろ!」
「自分で決められないのなら、私の選択に文句言うな!」
とは、心の声。
「今日のご飯は何?」て聞かれたから
「何がいい?」て聞き返したら
「なんでもいい」て返してきたくせに
「じゃあカレー」て決めたら
「えーカレー」て言われる。
あれに似た怒りが、ほぼ毎日、短時間の間に数度繰り返されるのが、さらに1日の間に何度かある。
おかげで、他の人に対しても、ちょっとやそっとのことでは怒りに達さなくなった。
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