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4月展示会ご案内 二村さやか『版画あそぶ展』前半 &春の新メニュー

みなさん、こんにちは。
すっかり春ですね。
ソメイヨシノはすっかり葉桜になってしまいましたが、枝垂れ桜や八重桜は今が花真っ盛り。美しい!
しかし…わたしの花粉症も相変わらず真っ盛り。
春は複雑な季節です…


『お茶の巣』 春の新メニュー


お茶の巣(atタネノス)でも春の新メニューをご用意しています。

春らしくピンク!ピンク!


・あんこに求肥と苺フレーバースノーボール
・桜フレーバーのパウンドケーキ
・桜フレークバニラアイスクリーム

全てをワンプレートにしてご提供致します。
・デザートプレートのみで500円
・ドリンクつけると合計金額より100円引き
になります。

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください!



二村さやか『版画あそぶ展』


タネノスでは4月1日から28日まで、二村さやか『版画あそぶ展』を開催しております。
途中、作品の追加展示もあります。

ので、今回のご案内も前後半の2回に分けてお伝えしていきます。

向かって左が『版』 紙版画


今回の見所は、ズバリ『版画』です!
どういう事?展示会のタイトルからしてそうなんだから、版画なのは分かっているよ。
そんな声が聞こえてきそうですが、通常の版画の展示と大きく異なる点は、『版』と『絵』がワンセットの作品となって展示されていることです。
これが、なかなかおもしろく興味深いのです。


作者の二村さんも、「絵」として刷らた作品として見るよりも、「版画」だと思って見て欲しいとコメントしています。
『版』は平面としての作品と異なり、立体的で物体としての存在を感じさせます。

↓↓ 上記写真のアップ

こちらが『版』
上の版で紙に刷られた『絵』


ね、立体的ですよね。
当たり前ですが、版画なのですから『版』が存在します。しかし通常、作品としてわたしたちが見る事が出来るのは、刷り上がった後の『絵』になります。

何枚、何十枚、作品によってはそれ以上刷られる絵を生み出す版なのですから、全ての基です。
そう考えると、版自体が完成した作品なのではないかと、今まで存在すら殆ど注目した事がなかった版に、俄然興味が湧きました。

もちろん、版画は刷り上げて初めて完成する、というのが一般的な考えでしょうが、作家が全ての創作力を注ぎ込んで生み出したのが版でなければ、その後良い絵は刷れません。

どうでしょうか。
そう考えると、どんどんと『版』に対しての憧れと尊敬の念が湧いてきませんか?

手前が『版』 木版画


こちらの作品だと、さらに左右が逆転しているのが分かります。
面白いですね!


さらに二村さんは、おしりシリーズも作成しています。
こちらもなかなか楽しい作品です。
今回は2種類の作品の展示になります。

うさぎのおしり リトグラフ


こちらの作品、初めて目にした時の感想は「なぜおしり?でも可愛い!」でした。
頭隠して〜ではないですが、何とも言えない無防備なお尻に思わずクスッと笑いが漏れます。

顔が見えない分、表情が気になります。
うさぎちゃんは穴から抜けられなくなって困り顔?それともちょっと怒っているのかも、いやいや、お間抜けな自分に爆笑中かもしれない。

坊やのお尻 リトグラフ


こちらの坊やもどんな表情なのかが気になります。転ばないように真剣に歩いているのか、大好きなお母さんに向かって満面の笑みなのか。

最近ちょっとおつかれ気味だなーとか、ちょっとイライラしちゃうんだよなーと感じている、みなさま!
真ん丸のフォルムの可愛いおしりが、きっとカクカクトゲトゲしてしまった心を丸ーくしてくれますよ♪


今回の展示は、今までとは違った角度から版画をお楽しみ頂ける内容になっています。
展示会のタイトル通り、版画で遊んでみたいな!と感じて頂ければ嬉しいです。

作者の二村さんの「版画楽しいよ版画」が詰まった空間を、ぜひお楽しみください。


※次回は後半(追加作品のご案内)をお届けします。



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