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5月展示会ご案内 新出こずえこ展『深呼吸できますように』

みなさん、こんにちは。
GWは如何お過ごしだったでしょうか。
cafe『お茶の巣』は通常通り営業しておりました。
ギャラリーにお越しの際に、お散歩の途中に、お立ち寄り頂きありがとうございます!

カフェオレ、いかがですか?

赤いチェックのコースター。端っこの刺繍はタネノスの『ネ』お裁縫が得意のスタッフの手作業です♪


タネノスでは、一杯一杯丁寧にハンドドリップで淹れております。そしてミルクパンでゆっくりと温めたミルクを合わせ注いでいきます。
小さなクッキー(種類はその都度変わります)もご一緒にどうぞ。
カップから上がる湯気にほっこり、飲めばにっこり♪

これからの季節に美味しいアイスのご用意もあります。
テイクアウトも可能ですので、お散歩のお供に是非お試しください。

 

新出こずえこ展 『深呼吸できますように』 ご案内

タネノスでは5月1日〜5月28日まで、新出こずえこ展『深呼吸できますように』を開催しております。


ニョキニョキ、ツンツン

「一歩足を踏み入れると、そこは不思議なファブリックの森」

そんな文句が頭に浮かぶ光景。

壁では、不思議なファブリックの生き物たちがモゾモゾお出迎え。

フェルトのチクチクから生まれた生き物たち

君は誰?
ウミウシくんに見えるよ。

お目々グリグリ、君はヤモリくんかい?

壁に浮かぶ巨大な緑色の作品。
スタッフの1人が「日本書紀で大地が生まれた瞬間」と言うと、
他の人は「なんかお化けが飛んで来たみたい」だそう。
ちなみにわたしは「メダカの水槽にくっ付いた苔だね」そろそろ水槽掃除しなきゃなーなんて思ってました笑

作品は見る人によって、全く違う感想・印象が生まれますね。
その差が素晴らしくて楽しい!

お店の真ん中にどーんと鎮座しているのが、この赤と黒の不思議な2体。
人と同じ位の大きさのある作品ですが、なんでもゴジラを見てインスピレーションを受けたとか。
何とも不思議な存在感があります。

実は、この作品触ることが可能です。
実際、わたしも持ち上げてみて、その大きさにびっくり!
この2体以外にも、基本的に今回展示されている作品は触る事が可能です。
これは新出さんが作り出すファブリックの造形作品では、触感も重要な作品の一部だからです。
ぜひみなさんにも、そっとそーと触って楽しんで頂きたいです。

かけらブローチたち

こちらは、造形作品のかけら達。
偶然にこぼれ落ちたブローチたちに同じ形の物はありません。

お隣は、不思議なファブリックの森の住人。
グリーンのとんがり君。
微かに入る淡いブルーとパープルがチャームポイント。

個人的にお気に入りの蜂ブンブン


今回は主に造形作品のみの展示となりますが、新出さんはインドの刺子『カンタ』をベースにしたオリジナル作品も数多く作成されています。

『カンタ』とは使い古したサリー等を、再利用するために数枚重ねて自由に刺した刺し子で、敷物や、布団、赤ちゃんのおくるみ等、生活の必需品として生まれ変わらせた物です。

使う人を想い刺す一針一針は、祈りの様に尊く美しい。だから時を超え、また新たな形へと姿を変えたとしても、人々を魅了するのでしょう。

『誰かが作った手仕事の布が、100年、200年と大切に人の手から手へと渡り、愛され今に残っている。私はそれらの布に、人々の想いに憧れた』
新出さんも古い布への愛をそう表現しています。

人形の作品もあります 『いないいない〜』
『ばぁー!』


展示会のタイトル 『深呼吸』とは


展示中の造形作品たちは、チュールやオーガンジー、フェルトという素材を糸やテグスでチクチクしたりギュッと絞り、塊やツノ(突起)が生まれ、作品同士が繋がり混ざり合い、どんどんと広がっていきます。

でも、つい作業に夢中になり過ぎて、呼吸を忘れてしまい頭がぼんやり体がこわばてしまう事も。
「深呼吸をする事で体も心もスッキリして調子が整います。深呼吸はあらゆる場面でわたしたちの助けになります」と新出さんは言います。

1人ファブリックの森の中で、夢中になってチクチクと針を動かし、動かして、動かして…ハッとして慌てて深呼吸をしている新出さんの姿を想像してみたり。

みなさん日々色々な事がありますよね。加えてこの数年間の社会の閉塞感。
心も体も、ちょっと強張っていませんか?

カラフルで楽しくてちょっと不思議な世界。
足を踏み入れればきっと元気が湧いてくるでしょう。
そして何よりも一針一針「みんなが深呼吸できますように」という作品に込められた願いを、是非感じて頂ければ嬉しいです。


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