【立秋・処暑2024】 Editor's Note
立秋号ですが製作している今は夏真っ盛りです。
スタッフのみんなは夏バテ気味。
私は長い間福岡に住んでいたので、東京の夏を日々体感するのは今年で3回目です。
同じ日本ですが、西と東では夏の雰囲気がガラリと違います。気温はどちらも体感として変わらないのですが、空気の湿度感が全く違うのです。
福岡は、梅雨の湿度からそのまま夏を迎えるようなイメージ。天気は良くなりますがしっかりと湿度に覆われていて、亜熱帯地域のようです。(亜熱帯地域には行ったことはないのですが)
一方、東京の夏はカラッとしている印象です。気温はもちろん暑いのですが福岡のように、まるで岩盤浴の中にいるような湿度は、あまり感じられません。
あくまで私の主観ですが、月に何度か行き来してる中、毎回この違いにびっくりしています。
ただ、これは街中を移動している時に感じることであって、山や河原など自然いっぱいの場所にいくと、全く感じ方が変わります。温度や湿度は、木々が程よく調整してくれるので、人間は心地よく過ごすことができますよね。
便利で効率を重視して作られる都会の街は、心地よさが失われていきます。やはりそこには木々や水の流れなど、自然がそこに成り立つ場所である
ことが、絶対的に必要なんだと思うのです。
どんなところにいても、気持ちよく過ごせる暮らしの場が身近にあるといいなと思い、このプロジェクトを進めています。
それは人間だけの気持ちよさではなく、植物も生き物たちも心地よく過ごせるような、そんな場所になると最高だなと、想いを抱いています。
タネニハプロジェクト
コーディーネーター
Myoka Komori