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【立冬・小雪2024】 Editor's Note

今号の巻頭は、オーガニックの母と呼ばれるアリス・ウォータースの上映会のご案内となりました。是非観に行っていただきたい内容ではありますが、「こんな食事が良い」とか「野菜はオーガニックがいい」なんていう単純な話ではなく、問いと気づきをたくさん与えてくれる内容となっています。


植物の紹介がメインで始まったタネニハ便りも、今では野菜や食の内容が増え、より暮らしに近づいてきました。
私自身、20代の頃に体調を崩したこともあり、食については自分なりに勉強し実践してきていましたが、極端な取り組み方で、痩せたり太ったりを繰り返してきました。
様々な健康法や食事法があるけれど、すんなり私の心身に染み渡ってくれたのは、農園の畑で採れた野菜です。
特別なことは何もしていない野菜ですが、しっかり大地と繋がり自然の生態系の中で育まれた恵です。
この野菜を食べると、身体が休まり氣が安定するように感じます。
お肉を食べた時のような「ん!うまい!」という分かりやすさはないけれど、自分と野菜が同化するようななんとも不思議な感覚になるのです。「生活しているその地域のものを食べると良い」というのは、こういうことなのかなとしみじみ感じます。


この感覚を地域の皆さんに感じてもらいたく、私たちは新たな食の事業を展開していくのですが、農園の野菜や果実、それらを保存性をよくした加工品とそして食卓を彩るオーガニックフラワーが季節毎に揃えることができるようになってきました。皆さんにお披露目できるのも近々。進化し続ける私たちの活動をまた是非楽しみにしていてください。

タネニハプロジェクト
コーディーネーター
Myoka Komori