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2021年2月16日の気づき
その夜、私はスノーボードのイメージトレーニングをしていた。
12、3年ぶりにパークに入ってジブ(雪の中に設置されたBOXや鉄の棒の上を擦りながら滑るアレです)をやったのだけど、過去に何度練習してもできなかった技がやっぱりできなくて悔しかった。45にもなってそんなトコに入ってるだけでスゴイよ・・・と自分を褒めつつも、もっと上達したい!若い子たちに負けたくない~!とやる気に火がついてしまった。
体をこうもって行って・・・視線はこっちに向けたら・・・
成功している自分が見える。
うん、イケる!
と、その時「うまくいっちゃうじゃん!」
という思考がよぎった。
これマインドだ!口はさんできた!
え、ちょ、「うまく”いっちゃう”」ってどゆことよ、できていいんだってば・・・
「出来たら困る!」
はぃ?
いつかの「幸せになったら困る」みたいなの出てきた・・・
と思ったと同時に懐かしい映像が脳内に流れてきた。
幼稚園の時やった魚のつかみ取り大会。
私の中で一番古い記憶。
なぜこれが?
まぁいいか、そう思いながらも懐かしい思い出に浸る。
4歳か5歳くらいだっただろうか。
プールに放流された魚。
先生の笛が鳴ると、みんなキャーキャー言いながら足元の魚を捕ろうと必死。
そんな園児たちをよそに、私はあっさり捕まえてしまった。
魚が鈍かったのか私の運動神経が良かったのか、想像以上に早く捕まえてしまい「なーんだ、つまんないなぁ」と思ったのを覚えてる。
あたりを見回すと、先生がカメラを構えてほかの園児を写真に収めていた。「あ!あたしまだ写真撮ってもらってない!!」
一瞬でそれが損だと思った私は、「うわぁっ!おっとっと!!!」と「魚がいきなり暴れて逃げたんです感」を醸し出し、さりげなく魚をプールにリリース。
「こんなのすぐ捕まえられるのに」と思いながら、「こら待てっ!」とどじょうすくいさながらの演技で先生にシャッターチャンスをあげるべく時間稼ぎ。先生の手が空いた頃合いを見て、魚を捕まえて嬉しそうな「フリ」をしたのだった。
・・・そう。
あんなのカンタンだった。
すぐ捕まえられてヨユーだったよ。
超ソッコーで捕ったのに、先生見てくれてないから写真撮ってもらえなくて損しちゃうし、仕方ないから私は出来ないフリをしたんだ。
できないフリ・・・
え?!えーーーー!!!そーゆこと!!!???
(これは自分の感覚なのだけど、自分のマインドに気づいたとき、何が面白いかって、その行動も内省も自分の体を使ってるのに、掘り下げの結果に当の本人がびっくりするってこと。思ってもみないことで驚くけど、私を陥れていたマインドを暴いてやったぜ!って感じがしてちょっと嬉しい。)
「本当はやればできる子YDKなんじゃないか私疑惑」が発覚。
でも実はこの「できちゃうじゃん」みたいな感覚、以前にもあった。
キッカー(ジャンプ台)の練習をしていた時、スタート地点でイメトレ中に頭の隅に「飛べちゃったらどうしよう」という意識が何度もあったことを覚えてる。
他にもなんとなく人とのつながりとか会社の中でとか、「なんかコレやれてしまう気がする」という感覚がよくあった。
これと繋がってたのか。
でもなぜか本領発揮するのをいつも遠慮して、中途半端に可もなく不可もないところに留まるように調整してきてた。
難なくやれてしまったら、思いっきりやってしまったら、みんなから注目される気がしてそれを避けてきた。うん、そこは今も意識してやってる。いや、もはや意識が無意識になるくらい体に反応が沁みついてしまってる。
なんで「出来たら困る」のか。
何にびびって控えめに「恐れ多いフリ」なんかしてるのか。
今回は紙とペンじゃなくて頭で考えてしまったからそこまで掘り下げられてない。
できない自分でいなければいけない理由(思い込み)が必ずあるはず。
続きはゆっくり考えよう。