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「イナカフリーランス」とはなにか?

●謎の肩書き「イナカフリーランス」
自己紹介をするとき、ここ数年は「イナカフリーランスです。」
と名乗っています。
だいたい、「ふ〜ん」または「何それ?」みたいな
リアクションが返ってきます。

「イナカフリーランス」とは、プロジェクトを一緒にやったりしている
にいがたイナカレッジがつくった造語なんですが、ざっくり言うと
いろいろな仕事を組み合わせて田舎で生きている人
といったところでしょうか。

フリーランスというと、個人事業主のデザイナーみたいなイメージがあると思いますが、イナカフリーランスは季節やタイミングでその地方ならではの仕事や小さなナリワイ的な仕事があったり、さまざま。

●フリーターとは違うのか?
雇用形態だけでみると、私の仕事の一部はフリーターということもできるかもしれません。

でも、確実に違うのは、自分が主体であること。

雇用形態にこだわらず、自分で仕事を選んで組み合わせて、仕事を作っていることです。自分に何ができて、どんな仕事につながっていけるのかを知っていると、仕事を作ることができます。
また、周囲の人がそれを知っていてくれると、私に「こんなことできるだろうか?」とオファーをくれます。そこが自分主体であるということ。

●自然に近いところで、いのちのままに生きること
そして、田舎らしい仕事も大切にしています。
毎年、春と秋は農場で田んぼの仕事をしています。

今年は多拠点ワークが始まったため、春の田植えに行くことができませんでした。でも、やっぱり春は田んぼや土に近いところで、春の大地のチカラを感じないと、なんだか体が起きない感じがします。

季節に合わせた過ごし方・暮らしかた・働き方を自分で組み合わせていける今のスタイルは、自由さと同時に自分の中の野生を思い出す感じがして、とても気に入っています。

生み出す現場がすぐそばにあるのが地方暮らしのいいところで、
それは、モノに限らず、仕事も同じ。

とはいえ、地方移住で雑誌に載ってるような人たちは
起業してゲストハウス!
天然酵母のパン屋さん!とか眩しい人たちばかり。
でも、煮え切らない私だって地方で楽しくいい感じに生きていきたい。

イナカフリーランスは、OLとかサラリーマンとか、正社員とかバイトとか、そのどれにも当てはまらない。
自分らしく、ゆるーく、いい感じに生きていきたい人にオススメです。

世の中にある言葉で表せないのは
新しいライフスタイルを作っているからだと思っています。

みんながこれをすればいいとは思わないし
その人が自分で選んでやっている仕事は、その人の使命なんだと思います。

今ある仕事の半分以上がロボットに取って代わられるとか
言われている世の中で
揺らいでカタチが定まらない人間であるということを
目いっぱい楽しんで生きていけたらなーんて思ってます。

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