2023こども達の起こした事件の数々を掲載した活動報告書を作っています
2023春に開催したLet's make PLAY-WORK TOWN!
ごめんなさい、実はまだ報告書が完成していないので今日はクラファンで支援してくれた皆さんに状況の報告がてら謝罪のためのブログを書いています。
毎年のことですが、報告書作成の何に時間を取られているかって、こどものまちの中で起きた、大人スタッフだけが見ることのできる面白エピソードを「漫画」にすること。
プロの漫画描きじゃないから描くスピードも遅ければ、案外今年は大きな事件が多かったこと。ざっと並べてみると
強盗用銀行ができるまで
独裁者誕生
大工さん詐欺事件?!
大使館襲撃事件
中小企業と役所の交渉
とまあざっと5つもある。そのほかにも小さなこども達の工夫や努力なんかも見せたいなあと欲が出てしまうし、全然終わる気がしません。欲張っててごめんなさい。
描いてみたら描いてみたで、なんか納得がいかない。
例えば「独裁者誕生」エピソードを書いてみたら、読んだ人が嫌な気持ちになるんじゃないかと心配になって書き直すことに。
どうやら「独裁者=悪」というイメージが自分の中にあり、それが独裁者の子を悪者に見せてしまう。悪者独裁者を成敗しようとするように見えてしまう。
そもそもその子は悪者なのか?
その話をある人にしてみたら
「それは思う存分独裁者をさせたらいい。独裁者になりたい人はそれで成功体験があったり、逆に周りの人から独裁的な対応をされた経験がある。だからここで無理やりやめさせても、別の場所でやるだけ」
という見解でスッと腑に落ちた。
そうだ、ここは失敗が許されるこどものまちだ。独裁政治も良くて、それが嫌だと思う子がいる時にちゃんと声を上げられるようにしておけばいい。
確かに今年は声を上げることが難しい状態だった(相談窓口というのが機能しなかった)から、属人的にならないシステムが必要なのかもしれない。
じゃあどんなシステムがあったらいいかなあ、なんて考え始めるとまた別の世界へ行ってしまいます。まあどんなに頭を悩ませても子どもは大人の思い通りには動かないんですけどね。
一年に一回だけの実験だからなかなか発展しないもどかしさがありますが、諦めず地道に頭を働かせようと思います。
そんなわけで大変申し訳ありませんが、もう少しお待ちいただますでしょうか。
独裁者になった子も、詐欺を働いて訴えられた子も、参加してくれた全てのこどもたちに愛を込めて作ります。
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