SHOWROOM考察2 ゲーム配信の実状と注意点

どうも。
SHOWROOMで女性バーチャル系ライバーを主に視聴している成人男性です。
この記事では、配信者に根強い人気のあるゲーム配信について考えます。

以下、SHOWROOM→SR、バーチャル→V と表記します。

⭐イントロダクション

YouTubeなどでゲーム実況が流行し始めて久しいですが、SRでもV系の枠ではよく見かけます。
まあ顔出しライバーは顔を見せてナンボであるのに対し、V系ライバーは声が一番の売りであるという違いがあるため、ゲーム実況もやりやすいのでしょう。
ただ、SRで配信に使えるゲームは結構限られているので、本格的にゲーム実況をやりたい人はYouTubeなどを使用するようです。

しかし、どこでどんなゲームをするにせよ、このゲーム実況というものは、よほど上手い具合にやらないと多くの視聴者を楽しませる事は難しいと思われます。
視聴者は ”どんなゲームをやるか” にも興味が無いわけではありませんが、それを ”どんな人がプレイするか” を重視していると思われ、配信者とコメントであーだこーだと会話したり、リアクションを見たりして楽しみたいのです。
なので、人気を得たい配信者は注意が必要ですし、趣味でやるからほんの少し話し相手がいればいいと思っている人なども、全くコメントしてもらえないという事もあり得ます。
実際、SRで視聴者が配信初心者にレクチャーする際、「ゲーム配信はつまらないから別にやらなくていい」と教えている場面も散見するほどです。
では私が思う具体的な注意点を以下の項に記して行きます。

⭐コミュニケーション

まず、SRのような生配信の場合、ゲームに気を取られすぎるとコメントが満足に読めず、視聴者とのコミュニケーションがおろそかになります。
常連リスナーが楽しめない可能性があるのはもちろん、せっかく初見さんが来て興味を持ってくれても、ゲームに夢中で初コメに素早く反応できなかった場合、その人は相手にされないと思って退室してしまい、二度と来てくれないかもしれないというリスクもあります。

まったりとやれるマインクラフトなどはまだコメ読みもしやすい方でしょうが、ゲーム配信をするにしても結局 ”コミュニケーション=雑談” のスキルが必要だという事です。
ゲームをプレイしながら一人でしゃべり、コメントへの反応も自然にできるという、ある種の才能が必要なのです。
SRの最近のイベントでは、コミュニケーション優先のため、ゲーム配信を禁止にしている魂オーディションも見かけるようになったほどです。

⭐リアクション

YouTubeなどで生配信ではなく動画にする場合、よほど一人しゃべりが得意でない限り、リアクションが派手だったり、絶えずハプニングが起きたりしなければ面白くないので、ものによっては編集で見所だけをつなぎ合わせる人もいます。
逆に言えば、リアクションが派手で笑いの絶えないドジっ子配信者なら、生配信でもテロップなどで「あまりコメ読みはできない」と断っておけば、それなりに楽しんでもらえる可能性はあるという事です。
ただし、そういうキャラを演じてやろうなどとは思わないでくださいね。
視聴者もバカばかりではないので見破られてしまいますし、そもそも嘘で演じるキャラなんて長続きしません。
あくまで向き不向きがあるという事であきらめてください。

そして、リアクションと言えば一定の需要があるのがホラーゲームです。
カワボの配信者などが恐怖におののき悲鳴をあげる様子を好物とする視聴者は少なくありません。
しかし、ものには限度があるので、大声が許される環境にいたとしても、平常時と悲鳴の音量差には注意しないと視聴者から嫌われるかもしれません。
「鼓膜ないなった」などはよく見るテンプレコメントですが、単なる冗談とは限らず、本気でうるさいのをやんわり伝えようとしている場合もあると思った方が良いでしょう。

逆に、リアクションの地味な人は当然盛り上がらないので、ホラゲ配信はしないのが賢明です。
ホラーが苦手な人ほどホラゲ配信に向いているという皮肉な現実ですが、配信者のあなたは苦手だからと拒絶せず、挑戦してみてはいかがでしょうか。

⭐コラボレーション

ここまでは一人でのゲーム配信を想定した話でしたが、ご存知の通り複数人でのコラボゲーム配信というものもあります。
しかし、”SR考察1”でも少し触れましたが、コラボ配信には不都合な点が多いのです。
配信者間で音量や声量に差があると聴きづらい、視聴者がコメントを送っても配信者同士の会話にまともに入る事ができない場合があるなど、ただでさえ視聴者がストレスを感じやすい要素が多いところに、上記のようなゲーム配信の欠点の部分まで重なってしまったとしたら最悪です。

ただし、コラボゲーム配信でも、配信者同士のコンビネーションが良ければ面白い展開になって盛り上がるかもしれないので、欠点を克服できるのなら必ずしも悪いものというわけではありません。
要は機材調整や相手選びの才能に加え、視聴者への気遣いを忘れなければ、充分に需要のあるコンテンツになり得るという事ですが、それが上手くできる配信者や所属事務所が世の中にどれくらい存在するのか、私にはわかりません。

⭐アウトロダクション

記事をお読みいただき、ありがとうございます。
ゲーム配信で人気を得るのがいかに困難と考えられるかご理解いただけたでしょうか。
ただ、困難とは言うものの、ゲーム配信未経験の人は難しく考え過ぎず挑戦してみるのも悪くはないと思います。
未経験者はまだどんな可能性を秘めているかわかりませんし、取りあえずやってみれば偶然色々な事が上手く行く場合も無いとは言えません。
何度かやってみても手ごたえを感じられず、改善が難しければ、早めにやめれば良いだけです。
経験者でゲーム配信を続けたい方々は、悪い部分があれば積極的に改善して行ってください。
配信が皆さんにとって楽しいものになる事を願っています。

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