ここにあった
バスに揺られながら
走る景色を眺める
青く澄んだ空に
美しく咲く花々
のどかな風景に
『こんな景色もあったんだな』と
記憶が蘇る
辿り着いた場所に
待っててくれているはずの
あなたがいない…
だってもう半世紀過ぎてるもん
分かってたけど
やっぱり淋しいね…
いつも立ち寄っていた
なんでも屋さんの
おじちゃんのお店
今では大きなスーパーに変わってる
時は確かに流れていた…
そして僕もおじさんになった
あの頃の僕に胸張って言えるかな?
君の50年後の姿だよって…
一生懸命今も生きてるよって…
生まれ変わったとしても
『また僕に生まれたい』
そう思える『生き方』できてるかな?
懐かしい場所に
無償に行きたくなった理由
ここにあった気がする…