協力者を捜すのが大変

田根さん件を調べるに当たって、
「協力者を捜すのが大変」と言うことがありました。

私もフランスの建築・法律の専門家ではないので、
何が問題なのか、何が騙されているのか、
他の事例と比較するとどうなのか?
というのを網羅的に理解しないと、正しく理解できないため、
いろいろ教えてくれる協力者を捜すことがまず必要でした。

私の場合は、ありとあらゆる手を考えながら、
友人のつてでフランスと日本の両方の弁護士資格を持つ日本人を捜したり、
パリの建築を何年もやっている専門家を起用して、

さらには、田根さんに仕事を頼んだ発注者を友人の友人で紹介してもらって、
話を聞いたり、そこで起きた問題点を聞いたりすることができました。

まず、普通は、これだけの情報を教えてくれる人に接触できないと思います。

この中で、田根さん問題がなぜ、世の中に出ていないのか、
私なりに理解できました。
(別記事の通り、日本では別の話です)

この協力者を捜す課程で、協力を断れたり、協力はできるけど秘密にしてくれとか、泣き寝入りすることにしてるとか、いろんなことがありました。

たとえば、建築関係の人に話を聞こうとすると、狭い業界だから、
有名な田根さんに刃向かったら将来の仕事に影響するかも知れないから、
話せないとか、完全に匿名にしてくれるなら協力できるとか、

施主側(発注側)も、田根さんの建築に問題があるけど、
公になると(ビジネスとしては)発注した側の問題になって、
自分たちの評判を下げるから、黙っているしかないとか、

そんな感じです。

これが建築業界あるあるなのか、私にはわかりませんでしたが、
少なくとも、フランスの日本建築関連では、
こういう弱者泣き寝入りの構図なんだな。。。と。

また、こういう感じだから、問題点って改善されないんだなと。

その後、私は、いろいろな方々の協力の下、いろいろ調べて、
問題を把握するにいたったのですが、
普通の人では協力者を捜すのも困難だとおもうので、相談ください(笑)


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