田根さん問題への対処方法1

困っている人、困るであろう人、不安な人へ、
具体的なアドバイスを書き記しておきます。

工事の前半段階か、後半段階かで対処方法は異なります。

後半段階の場合

すでに工事を進めていて、その過程の中で、???と思い始めて、
このブログを見た人が多いと思います。

基本的には、この後半になっている時点で、
いかんともしがたいことになっているのかもしれません。。。

(建築自体が土台問題)
結局、外形的にできているようでも、中身が合法な建築物なのか、
安全なのか、耐久性があるのか、全くの別問題ですよね。

(建築の進め方が問題)
また、契約に則って本当に進めているのか、
フランスの建築関連法解釈が正しいのか、
建設会社とのやりとりは問題ないのか、
これが正しくプロセスを踏んでいないと、
何か問題になったときに、一方的に施主の責任になりがちです。

なので、そんな信用できない人に、
発注している場合ではない(^^;
ということなのですが、
いまさら、言ってもしょうが無いので、対応策です。

フランスの建築専門弁護士と、
フランスの建築家(プロジェクト管理会社)の2者を
起用しないと問題が分かりません。
まずは、問題の深刻レベルを知るためには、
建築家を抑える必要があります。

まず、
「自分の手元に、この工事の資料が、ちゃんと全てあるべきものがあるか」
から、始めます。

フランスの建築においては、各行程ごとに、
こういう形式のこういうドキュメントが、こうそろっているという、
スタンダードが明白なのです。

まず、それが施主の手元にないことが異常なのですが、
素人にはどれがどうたりないのか、簡単にはわからないので、
建築家に資料の中身(建築の中身)以前に、
どの資料がないのか、から調べてもらう必要があります。

その時点で、これは杜撰ですね。。。ということがわかると、
真剣に建築の中身を調べる気が起きてくると思います。

というか、こんな杜撰な人の仕事がまともなわけがない、と分かるわけです。

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(パリの建築家向けメモ)
(必要ならこれをみせて、こういうレベルの問題が起きえると説明してください)

無断でレセプションに気づいて、これを問い詰めて
「DCEを見たことがない」と言ってから、
初めてDCEが私に送られていくる。というレベルです。

下記、他にもこの書面がないのでは?と質問したときの回答です。

専門家がみれば、このレベルのやりとりというのがわかるでしょう。。

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(下記、OSを見たことがないのだが、それはおかしいのではないか、という質問に対して)

着工指示の書面・指示書面 Ordre de Service

APSフェーズにおけるOrder de Serviceは、MOA(お施主様)からMOE(建築家)に対し、ミッションが次フェーズへの移行に関する旨を承認する書類です。そのため、前フェーズの終わりを示す書類でもありまして、通常MOEへの支払いと紐付いている書類です。MOAからMOEに対して、法的に必ず行わなければならないという書類ではございませんので、ATTAから各フェーズが終わりました際にお送りさせていただいた御請求書のご承認をもちまして変えさせていただいていております。


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(下記、CCTP・CCAP作成すると、契約書に書いてあるが、作ってないのでは?、という質問に対して)

CCTP・CCAP

CCTP(cahier des clauses techniques particulieres) と CCAP(cahier des Clauses Administratives Particulieres)の書類につきましては、公共の建物に関わる建設(Marche de Pubulic)にて建築家から施工会社・お施主様へと提出のある書類であります。今回は個人の住居内内装工事であるためMarche de priveeの工事となり、CCTP CCAPについてはATTAと契約上明記があるものの、提出の必要のある書類ではございませんでした。

ーーー
(下記、建設会社デルボッカが作る議事録と別に、建築家としてATTAが議事録を毎週のように作成して、書面で、私に送ると、契約書に書いてあるが、という質問に対して)

現場議事録

議事録については、Marche de Treavauxに明記が御座います通り、デルボッカから御施主様への御提出が約束されている書類で御座いました。スケジュールや設計仕様などにつきましては現場定例にてデルボッカとATTAで打ち合わせを行った内容が反映されてATTAへと提出されているものでございますので、内容につきましてもATTA側からの承認が完了しているものとして理解していただいて問題ございません。

これらを、建築家に見せたところ、そんなことないんです、
本来はこういうものです、といろいろ説明されて今があります。

まあ、フランスの建築が全く分からなくても、
「契約書には書いてあるが、不要なのでやりません」
などと言い出してる時点で、ヤバい感ただよいます。

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