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人生は「意味つけたい放題プラン」である

みなさん、ごきげんよう。

今回は先日開催した「TANDENラボ スペシャルゲストトーク」の様子をお届けします!

毎回スペシャルなゲストをお招きして送りしているこのプログラム。
今回は、東日本大震災の新しいかたちでの法要・ともしびプロジェクト(※)代表 杉浦恵一さんに来ていただきました。

ぼくが杉浦さんに初めてお会いしたのは数年前ですが、その時から現在に至るまで印象は変わらず、「軽やかな人」。
大好きな方なのでお話いただくのがとても楽しみでした。

そして、なんと言っても杉浦さんと小出遥子さんの「いのち観」が似ているので、お互い楽しそうに話している姿が印象的でした。

内容は盛り沢山で時間があっという間。二人の対話の一部をシェアさせていただきます。
(あくまでぼくのメモです)

  • どんな人でも会社に関わって生きている。ゲームのルールを知るために会社を作った。
    やってみるとその立場の気持ちがわかるようになる。

  • 高校時代に遭った大きな交通事故→【どうして生かされたのか?】という問いを持ちながらの旅。
    行く先々で出会った人が言ってくれる「あなたが生かされた意味がある。」には納得できなかった。
    そんな中、ある夜、寝ようとして寝袋を広げた時に不意に訪れた気づき。

  • 「まるっきり、なにも意味なんかない」という気づき。
    その瞬間に杉浦恵一という人間の操縦桿を杉浦恵一がちゃんと握った感覚があった。

  • その時の体感は、思い出せなかった人の名前を「あっ」と思い出したような感じ。

  • 「どうにもならない」という大前提。ぜんぶ意味がない。どうにもならないんだから、ほとんど「どうでもいい」。「どうあってもいい」。

  • ルールがないと面白くないので、いろんな条件・ルールを作ったりして遊んでいる。

  • 全部意味がないんだから、全部自分が決めていい。ということが腑に落ちた=『意味つけ放題プラン』の誕生。

  • もともと愉快な方が好きなので、愉快な意味づけをする。わざわざ深刻にする面白さもあるけれど、それしかないのは苦しい。
    両方覚えて、「どっち選ぶ?」となるといい。

  • 圧倒的な選べなさ。100%、なにもかも、ほんとうは選べない。その上で常になにかを選んでいる。ということは、選んじゃいけないものはなにもない。

  • 選んでいないものに身を委ねていくのが面白い。
    杉浦さんにとって「キャンドル、灯す」がそう。
    一次元違う「やらされている感じ」。やると決めたからこそ、そういう運びが生まれていく。

  • 選べなさの中、条件づけられたものの中でしか出来ないことがある。その条件づけを観察していくと自分だけの役割が立ち現れてくる。それを受けたもうする。
    うまくいこうがいくまいがどうでもいい。
    「うまくいくからやる」は、アタマのはたらき。

  • 東日本大震災が起きた時は、無銭旅行がひと段落つき実家に戻っていた。
    一週間後に愛知から福島へ。

  • 震災までは、個人としては「何ともならないことはない」と無敵状態だったけれど、地震のことだけは何ともならなくて整理がつかなかった。
    どういう想いで目の前の景色をとらえたらいいのか・・・。軽くパニックで、怒りをボランティア活動にぶつけていったら、その流れで会社が出来て、灯すという活動も始まった。

  • 被災地に行った当初は深刻さはあった。けれど、俺は俺として来ているし、周りの深刻さに乗っかるつもりはなかった。そもそも深刻さに乗っかることは出来ない。
    とりあえず目の前のことをやる→住まなければわからない→縁あって気仙沼に住むことになった。

  • 生き死にすら選べない。選べないが前提。そこから逃げずに置かれていることを引き受けてやる。

  • 今回のトランプのゲームのプレーヤーは自分。自分がスペードの3ならスペードの3。自分がジョーカーならジョーカー。変えられない。
    そもそもそれしか出来ない、どうそれをとらえるか。
    自分の生きている時だけでなく、前後長くとらえると話がみえてくる。

  • 東日本大震災は、千年に一度の震災と言われた。じゃあ、千年先まで灯したら面白い。
    最澄パイセン、空海パイセンも火の力を借りて想いを伝え続けてきた。
    火はポータブルに発生させることができる自然。

  • 呼びかける側が言葉で規定せず、それぞれがどういう想いで灯すかが大事。

  • もうすでにある「何の意味もないところ」から立ち現れてくる「意味」に抗わずにいる。すると軽くなる。

  • 責任はルールの中ではあることになっているけど、本質的には意味をもたない。責任は取りようがない。

  • やったことがないことをやる。実は誰でもずっと「やったことがないこと」だけをやり続けている。その方が自然。
    やったことがないことをやることを止めてしまう方が不自然。

  • 気づきを日常にどう溶け込ませていくか、を最近考えている。


一部のはずがけっこうシェアしてしまいました。
でも、自分がいいと思うものは知ってもらいたくなってしまう。
もちろん、これがすべてではないですし、ぼくがうまく汲み取れていない部分もあります。
ですので、メンバーの方はぜひ録画を見ていただけると嬉しいです。
メンバー以外の方は、過去の録画も見れますのでぜひラボにご参加ください(笑)
杉浦さんの話を聞くだけで、ほんとに軽やかになります。深刻ゲームにわざわざハマりにいっている自分に気づけるし、「意味つけ放題プラン」を体現している方なので、こんなテキトーな感じでいいんだ(誉めてます)と楽になります。
いい時間でした〜。うっとり。

※ともしびプロジェクトとは、「忘れないをカタチに」をテーマに、キャンドルを灯すことで、想いを伝え、想いを繋いでいくプロジェクトです。


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