自分ごととして引き受ける
先日、TANDENラボで夜のプログラムとして【教えて、お坊さん!「さとり」ってなんですか?読書会】を開催しました。
毎月一章ずつ読んで感想をシェアするこの読書会も今月が最後となりました。
第六章は、大峯顯先生。
章全体を通して、二人とも気持ち良さそうに話しています。話が流れるように進んでいって、読んでいるこちらも気持ち良い。
大峯先生の素晴らしい話が満載なのですが、なぜか読後思い出せない。
ただ、エッセンスはからだに沁み込んでいる。そんな気がしました。
思い出せないながらも印象に残っている箇所をシェアすると、
・仏も神も、もっと直接的に、自分と一緒にいるもの。
・「これ」しかないという、その絶対感を破った。すべてが相対化された。
・肉体だけがいのちじゃないという深いところからの理解。
・「還相回向」「往相回向」還流
・「自分の信心」「自分の」をつけるからややこしくなる。
・肺も心臓もすでに与えられたもの。宇宙から与えられたもの。
・自分の内臓は自分の意思で動いていない。
・疑いが苦しみの原因。
この肉体だけがいのちじゃないという深いところからの理解。の部分で小出遥子さんの体験が語られていますが、ぼく自身は同じような体験はないけれど、この感覚はなんか腑に落ちています。
大峯先生がやさしい、わかりやすい口調で話して下さっているのだけれど、自分の口で言葉にするのは難しい。でもまた読み直したい。そんな感覚。
そして、人生を自分ごととしてとらえる大切さを教えてもらったような気がしています。
これは大峯先生だけでなく、この本に登場するお坊さん(題名にならってそう呼ばせていただきます)全員が語っていたことのように感じます。
しっかりと肚で引き受けて生きていこう。
あらためてそう思わせてくれた時間でした。
TANDENラボでは、7月から「肚で読む、歎異抄」をスタートします!
興味のある方はぜひご入会ください!
TANDENラボ(月額3,000円)
https://community.camp-fire.jp/projects/view/464673