『朝時間』との向き合い方
おはようございます。
今朝の札幌はくすんだ空模様で、雨が降ることはなさそうですがあまり気分の晴れるような天気ではなさそうです。
内地の方では台風の影響がかなり出始めているのでしょうか……。
北の島都市に住んでいる私にはあまり縁のないものなんですが、皆さんへの被害が少しでも少なくなるよう、心から願っています。
さて、今日は私が参加しているオンラインサロン『朝渋オンライン』の企画に乗っかってnoteを書くことにします。
テーマは『早起きとわたし』。
既にメンバーの皆さんがチラホラ書いているのを拝読しています。
どのnoteも素晴らしいもので、皆さんの苦悩からの楽しみを発見し、
『自分の人生を自分で選択していく』
という姿は朝渋の理念そのもののように思います。
かくいう私はというと、そんな皆さんとは違う観点から朝の時間の過ごし方が変わりました。
もともと子供の頃から早寝早起きの習慣があった私。
学生時代の勉強なども、基本夜は早々に寝て朝早く起きて勉強するタイプでしたし、人生初めてのアルバイトは、『朝刊のバイト』。
始めたのは高校3年生の終わりかけで、雪の猛威猛々しい真冬の2月。
猛吹雪の中、深夜2時に配達所から支給された自転車を引いて配達所へ向かい、担当部数の半分を荷台に乗せ(残りの半分は別の人が中間地点に持って行ってくれていました)、そこから40分かけて1軒目のお宅へ向かう。
担当軒数は100軒ほどで、朝6時までに配り終えればいいのですが――――何せ北国の雪は、深い。
寝巻の上にウィンドブレーカーとマフラーに手袋という軽装備でしたが、まだ高校生だった当時は新陳代謝も高く、仕事を始めて30分後くらいにはマフラーと手袋は取っていました。
その後、運転免許を取得し、出勤時間も深夜2時から朝5時へシフト。
早朝に女子短大生がマニュアルのRV車を乗り回しながら、新聞を持って近所を徘徊する姿が目撃されるようになりました。
学生を卒業した後、日中働きながら夜間の専門学校に通うという生活も数年ありましたが、基本的には『23時までには絶対就寝&5時起床』という生活をもう10年近くしています。
数年前から手帳でライフログを書くことを趣味にし始めてからは、
「仕事と家の行き来だけではつまらない」
ということで、大好きなスターバックスで手帳タイムをしたり、語学や資格の勉強をしたりと、『朝活』にもハマって一人で黙々と朝の時間を過ごすようになっていきました。
そんな時に、出会ったのです。————『朝渋オンライン』という素晴らしいコミュニティに。
朝活をするようになってから、
「一緒に朝の時間を過ごせる人ができたら、もっと楽しいだろうなぁ……」
と思っていました。
しかし、世間的には『朝の時間=寝ていたい』という考えの人が多く、友人を気軽に誘ってカフェでモーニング、なんていうのは夢物語だろうと諦め半分・夢を見ていました。
また、『オンラインサロン』というものに対しても、
「特定の人を妄信する宗教染みて狂信者的だ」
と懐疑的な私でしたが、『朝渋オンライン』を見つけた時、そこでパラダイムシフトが起きました。
『同じ(似たような)価値観を持った人と同じ時間を過ごすことができる場所がある』
それは、まさに私が夢に描いていた理想の場所でした。
それと同時に、このインターネット社会だからこそ実現できるものなんだと始めて痛感しました。
これまでの行動範囲が自分の住んで(活動して)いる範囲だけという『町』の狭さの観念が、一気に全国という『国』レベルまで広がったこともまた、大きな影響を受けました。
自分が望もうとさえすれば、目的のものは見つかるし、世界は広がる。
しかも朝渋オンラインでは『著者イベント』も定期的に開催されており、本好きという立場からも本当に嬉しく思います。
また、私の地域の支部の参加者の皆さんともリアルな交流を定期的に行うことで、より一層朝の時間の過ごし方が濃くなりました。
医療従事者としての観念から言っても、遺伝子に差があれど、基本的には『サーカディアン(体内)リズム』というものがあります。
人間の身体は、太陽とともに活動する仕組みになっていますから、日が昇る頃に身体が起き、日が沈めば身体を休める。
人体の構造は1000年以上も前と何ら変わっていません。
昔の人たちが出来ていたことを、私たちもしよう思えばできるんです。
ただ、それを邪魔するのが、現代社会の仕組みではないでしょうか。
モノが溢れているというのに人の欲求は深まる一方で、足ることを知らず『より多く』を求めるばかり。
思考が『無い』にフォーカスしてしまえば、脳は『無い』というものを引き寄せます。
しかし、身体や心の声に耳を傾け、生活習慣を整えていけば自然と視野が広がり、自分の置かれている状況というのは把握しやすくなるはずです。
そうすれば、自分が本当に求めているものがわかり、自然と物事を取捨選択することができるようになります。
そのためにはまず、『朝起きる時間を同じに設定する』こと。
そして、寝坊するのは休みの日に『いつもより1時間多くする』だけ。
朝の時間だけじゃなく、日々の生活の中で時間の使い方を意識しながら過ごせば、きっと自然と物事は整っていく。
と、私は考えます。
「朝早く起きたってすることないし……」
そう思っている方がいるのでしたら、まずは『ゆっくり休む』ことしてみてはいかがでしょうか?
起きてから窓を開け、部屋の中の空気を入れ替える。
そしてコーヒーや白湯、紅茶など、自分の好きな飲み物を用意し、ソファに座って、ボーっとしてみる。
(※ここでテレビはつけないこと!朝イチの脳内はクリエイティブな思考に最適なので、余計な雑念は入れないようにしましょう。)
今日は何しようか。
何か予定はあったっけ?
ただゆっくりするということもまた、身体には『動かすための準備』として必要なことです。
時間に追われてバタバタ慌ただしく過ごすのではなく、しっかり朝食を摂って身支度を整え、家を出る。
それもまた、『朝の時間』を有意義にするものだと私は思います。
雑誌や本に書かれている『キラキラ』な活動は無理に始めなくていいんです。
まずは基本的なことが出来てから、応用編へステップアップしてみましょう。
新しいことを習慣化させる上で一番大事なのが『ベビーステップ』。
『すぐにでもできちゃうくらい簡単な行動』です。
一度のアラームで起きるのが難しいなら、『スヌーズ機能』を設定し、『スヌーズ3回以内に起きる』などのところから始めてもいいです。
自分のやりたい行動を、どこまで細かく分解でき、実践できるか。
それが、新しいことへ挑戦し、確実にステップアップしていくコツでもあるのですから。
皆さんが皆さんの無理のない形で朝の時間を楽しめるようになることを、心から願っています。
そして、機会が合ったらぜひ一緒にモーニングを楽しみませんか?