意図すれば、叶うということ
意図することのパワフルさを感じたので、伝えたいと思う。
私は女子アナが好きである。
いまは、フジテレビの井上清華さんが好きである。
毎朝のように、食い入るようにめざましテレビを観ている。
そして、井上清華さんが出ているかを確認する。
井上清華さんが出ていれば、
「あ~、今日もカワイイね~。ありがとうね~」
と言って、早朝からすごくいい気分になる。
今日という日がすばらしい一日になることを予感させてくれる。
井上清華さんが番組のオープニングにいないときは、
「彼女になにかあったのか?」
とものすごく不安になる。
朝から仕事などが手につかなくなってしまう。
断っておくが、わたしは井上清華さんと、身内でもなければ、親戚縁者でもない。
わたしは、ただ単に女子アナ好きのスケベなオジサンである。
こんな感じで、その日一日の良し悪しを早朝から決めている。
こんな様子を横で見ている妻は、呆れ顔である。
今年の9月のある日から、井上清華さんが約1ヶ月間、番組を休んだことがあった。
さらには、もう一人、私の大好きな女子アナ、渡邊渚さんも7月から番組を休んでいた。
フジテレビの女子アナは、そんなに大変なのか。
そりゃそうだろう。
帯の番組、しかも早朝の番組に出るとなれば、出勤は毎朝、というか未明の午前2時だという。
朝の生番組が終わるとそれだけでは勤務は終わらない。
テレビに出ているとは言え、彼女らは会社員なのである。
番組の反省会やら、報告書作成などのデスクワークをこなし、他番組の収録など、やはり女子アナは大変な仕事だと思う。
渡邊渚さんにいたっては、入院したという。
重い病なのか?
この数ヶ月の間、わたしはず~っと不安だった。
そんな10月15日、山形酒田でのマラソン大会に出場した。
種目はハーフマラソンである。
わたしが、炎天下でもフルマラソンを走るほど、マラソンバカであることは、みなさんはすでにご存知だろう。
今年も、9月から11月にかけてほぼほぼ毎週のように、東北各地の大会に出まくっていた。
マラソンを始めた当初は、痩せるために走っていた。
しかし、いまは痩せる意図では走っていない。
わたしがマラソン大会に出る意図の一つは、世界中の人を笑顔にするためである。
9月最終日曜日の一関ハーフマラソン大会では、関門まであと30秒というところで強制終了となった。
ここ最近の数年は、ハーフマラソンだけはなかなか完走にいたらず、苦々しい思いをしていた。
10/1の弘前アップルマラソンでは、普段の意図に加え、ウクライナとイスラエルの戦争を止めるため、というのを意図することにした。
すると、この弘前のフルマラソンでは、制限時間ギリギリではあったが、完走することができたのである。
何かを意図して行動すれば、何かを成し遂げることができるのではないか。
この仮説がだんだん自信に変わってきた。
というわけで、酒田のハーフマラソンでも、
・世界中の人を笑顔にする
・ウクライナとイスラエルの戦争を止める
というこの2つの意図を持って走ることにしていた。
酒田ハーフマラソンのスタート直前に、ふと、前述の二人のフジテレビ女性アナウンサー、井上清華さん、渡邊渚さんを思い出した。
そういえば、この二人、いま休んでるよな。
今日のこのマラソンは、この二人が復活することも意図しよう。
急にこんなことを思っていた。
そして、ハーフマラソンがスタートした。
前半の10km~11kmくらいまでは、キロ6分半くらいを維持できていた。
いつも問題はここからである。
これまでのリタイアした大会では、ここらへんから給水所以外でも歩きはじめていた。
なんとか15kmくらいまでは走ろう。
今日は、世界平和、戦争を止める、女子アナ二人の復活を意図して走る。
そういうふうに要所要所で呪文のように唱えながら、走っていた。
気がつけば、15kmを超えて、次は18kmまでは走ろう。
18kmまで来たら、次は20km。
そして、ラスト1km。
最後まで、世界平和、戦争を止める、女子アナ二人の復活を思いながら、制限時間ギリギリでゴールできた。
やっぱり、意図して走れば完走できるや。
こう思いながら、ゴールできた余韻に浸っていた。
この日、ウクライナとイスラエルの戦争は止まることはなかった。
そして翌日の月曜日、朝のめざましテレビでは、井上清華さん、渡邊渚さんの姿は無かった。
そんなに簡単に復活できるもんじゃないのかな。
そう思っていた。
そしてさらに翌々日の水曜日、朝のめざましテレビで衝撃を受けた。
井上清華さんの姿がそこにあったのである。
もう早朝から小躍りして喜びを爆発させてしまった。
やっぱ、意図すれば、叶うんだな~。
そしてこの日は、さらにさらに衝撃を受けることになる。
渡邊渚さんが自身のインスタグラムを更新したのである。
そこにはやつれてしまった渚さんが写っていた。
いたたまれなくなったが、彼女の気持ちを綴った文章を読んで、思わず泣いてしまった。
彼女は、入院中、絶望の淵にいて、死をも考えたが、必ず復帰すると、力強く宣言していた。
すばらしい!! なんてすばらしいんだ、この女性は。
わたしは、彼女たちの復活を意図して走って、ほんとうに良かった、と心の底から思った。
なにかを意図して行動すれば、その意図は必ず叶う。
この仮説が、わたしの中では、真理になった瞬間である。
年を越しても、その先も、きっとなにかを意図して走っていくだろう。
最終的に、世界から戦争がなくなり、世界中の人が笑顔になるその日まで。