第22章 良いことを心から感じてみる(330)
幸福へのドアが一つ閉まるたびに、他のドアが開きます。しかし、われわれは、締まったドアを見続けてしまい、開いたドアに気づかないのです。
味わうこと:②
人間に良いことを見逃して悪いことに注意を向けやすいのであれば、楽しみをもたらしてくれることにより注意を向ける必要があります。
幸いにも、味わうというのは、新鮮なりんごの酸味やみずみずしさに気づいたり、頬にあたる優しく涼しい風に気づいたり、同僚の温かい笑顔に気づいたり、自分の手を優しく握っているバートナーの手に気づいたりと、シンプルな実践です。そういったポジティブな経験に気づいて、しばらく感じつづけるだけで、幸福度が大幅に上がることが研究で示されています。
「味わう」とは、ポジティブな経験のマインドフルネスです。