おわりに 慈しみの力
こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容の予習として、この場をお借りしております。
気になる方は、「人生が変わる読書会」をご視聴ください♡
仏道のもう一つの重要な側面である慈しみ(メッタ)…慈しみは気づきと密接に関連しています。気づきと慈しみは常に互いに育て合うのです。
「私」は、ブッダの教えを伝えるために世界を旅し、多くの時間を空港で費やしておりました。ある日、ロンドン郊外のガトウィック空港でフライトを待っているとき、時間があって瞑想している時にそれは起こりました。
すべての生命にたいする慈しみと思いやりで心をいっぱいにします。呼吸するごとに、脈打つたびに、心臓が鼓動を打つたびに、全身が慈しみの輝きで満たされるようにしています。
そんな中、一人の母親と一緒の2歳くらいの少女が、母親の元を離れて、私に近づき、私の首に両腕をまわして、私の側を離れようとしないのです。
何度母親がその子を呼んでも、母親がそっと近づいてその子を抱きかかえても、その腕をふりほどこうとして、私の元へ戻ろうとするのです。
・・・これは、おそらくは私の衣のせいでしょう。女の子は私をサンタクロースかおとぎ話に出てくる人だと思ったのかもしれません。でも、ひょっとすると、私の慈しみを感じたのかもしれません。子どもは慈しみに非常に敏感で周りのどんな感情にも影響を受けやすいものですから。
…私と少女の間には、慈悲という波動…「慈しみ」というつながりがあったのです。