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第5章 実践(3)

こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容をシェアしております。

気づきの実践とは、自分にたいして100パーセント正直になることです。
日常生活の中で欲や怒り、無知が生じたとき、気づきを用いてそれらを観察し、その根のところを理解します。

自己を改善するためには、まず自分の欠点を知る必要があります。自己を改善することは、私たちの生きる目的である覚りに達するためのまっすぐの道です。

他人に欠点を指摘されたとき、サーリブッタ尊者に倣って、そのあいてに感謝すべきです。サーリブッタ尊者は、「たとえ七歳の沙弥(見習い僧)が私の間違いを指摘したとしても、私はその沙弥にたいして最大限の敬意を払い、自分の間違いを受け入れます」と。

自分の欠点を指摘した相手にも当然欠点はあります。自分には相手の欠点が見えますし、相手には自分の欠点が見えるのです。

話すことと聞くことから益を得るためには、気づきをもって聞き、気づきをもって話すことが大切です。そのとき、心には欲や怒り、無知、わがままがないのです。

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