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第1章 なぜ、わざわざヴィパッサナー瞑想をするのか?(2)

こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容をシェアしております。

私たちが経験していることの本質は「無常」です。絶えず変化しているのです。多くの人に出会いますが、みんな去っていきます。同じ瞬間は二度と現れません。…困ることはありませんが、私たちはおなしな反応をします。それが3種類の反応。「楽」「苦」「不苦不楽」。

「楽」という心の癖は「欲」。「苦」という心の癖は「怒り(拒絶)」。そして、「不苦不楽」という箱。私たちはこの箱にあらゆるものをしまい込み、その経験(人生の9割)を無視しながら生きているのです。このように経験していることに対して適切に注意が向けられなくなる心の癖を「無知」と呼びます。

「苦」は仏教の教えの中で重要な言葉。パーリ語で「ドゥッカ」。瞬間瞬間の心の一部にあり、無知から直接引き起こされる深くて微妙な不満感のことで「生の本質は苦である」とブッダは説かれました。

これは、世の中を理解する美しい見方であり、私たちはこの見方を身につけることができます。

「幸福と平和」は人間にとって最も重要な問題ですが、見つけるのは少々むずかしい。「気分がよくなる」…これこそが本当の目的。

私たちが真に求めているものは、渇望が消えたときに生じる安らぎです。安心やリラックス、緊張のない状態。幸福と平和であり、…もう何も渇望しないことなのです。

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