第11章 心の散乱に対処するⅠ(2)
こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容をシェアしております。
戦略4 ラベルを貼る
呼吸を数える代わりになるもので、同じような働きがあります。
戦略5 別の思考に入れ替える
思考には、中々消えない思考もあり、人間は異常なほど考えることが好きな生きもの。
仏教が編み出した明確な分類システム…思考を「上手」「下手」に分け、上手な思考は下手な思考を治療する特効薬として用することで、解脱へと導いてくれるものです。
欲の思考・怒りの思考・無知の思考…施しは欲を消し、慈しみと憐れみは怒りを消します。少し考察するなら、自分を悩ませている妄想の具体的な解毒剤をみつけることができます。
戦略6 目的を思い出す
現象が手当たり次第に頭に思い浮かんでくることがあります。これでは心が落ち着きません。
このようなとき、自分はなぜここにいるのかと問うてみることで、落ち着きを取り戻せることがあります。「私がここに坐っているのは妄想して時間を無駄にするためではない。呼吸を観察するためだ。呼吸はすべての生命に普遍的に共通するものである」と。
これらの6つの戦略を単独、組み合わせて使うことができます。