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感情の行き先

元々子どもの頃はどちらかと言うと癇癪持ちだった気がする。
今でも強烈に憶えているのは、外食の行き先が昼食と同じことにどうしても納得がいかなくて猛烈に苛立ったこと。
鮮明にその時の感情も憶えていて、

「何故昼に食べたのに同じものを食べようとするのか」
「夜行くなら昼を同じものにするな」
「そもそも私それ好きじゃない!」

結果祖父が見かねて私だけ別のところに連れて行ってくれた。

ただ、いつもこうではないのです。
感情の表し方が苦手なのです。
大声出して怒ったり、女性特有のヒステリックな感情の剥き出し方は苦手で静かに切れる方なのです。
「怖い」とか言われるけれど私にとってはそっちの方が怖い。

年をとるにつれて癇癪を起こさなくなった代わりに、過食したり学校に行けなくなったり職場を休職したり。
感情の表現の仕方を習得できずに大人になってしまったのだ。
いい歳した大人になっても自分の感情のコントロールが上手くいかず持て余してばかり。今日もまた反省して、自分の感情に嘘ついて誤魔化して。
根っこから変えていく重要性を痛感すると共に、それがいかに困難で大変なことかを感じ取り頭が痛い私であった。

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