#2 私がビジネスをする本当の理由
2013年10月2日
30歳の誕生日に株式会社InfinitYを登記しました。
今思えば、完全にノリと勢いだった。当初は中東にあるレバノンに、日本食材(主に寿司ネタ)を輸出ための貿易業で起業したが、今は、その貿易業はお休み中で全く違う事業をしています。
そのあたりの話しはまた別の機会に。
今やっている事業は2つ。
①InfinitYクラブ
②マザーズコーチ
InfinitYクラブは、好きをビジネスにしたい女性のためのビジネスコミュニティでとして2019年4月にスタート。この時、息子を産んで3週間後だった。
マザーズコーチとしては、自己肯定感の高いお子さんを育てたいママのための講座の開講しています。
最近改めて考えてました。
私、何でビジネスやってるんだろう?って。
7年半のサラリーマン生活も楽しかったんです。また戻ってもいい(雇っていただけるのであれば)。でも今は嫌!
なんでいやか?って。
それは、子どもたちとできるだか多くの時間を一緒に過ごしたいから。
なんでそう思うか?って。
母から「できたら3歳までは手元で育てなさい」と言われていたし、私も専業主婦の母に育ててもらったから、「3歳までは!」という呪いにかかっていると自覚していた。呪いだと自覚した上で、意志をもって、その呪いにかかることを選んでいたつもりでした。
でも違ったんです。そう思う真相に眠っていたのは、何の前触れもなく大切な家族を失ったあまりにも大きすぎる悲しみでした。
私が13歳の時、父が失踪しました。今もどこにいるかは分からないのですが、法律上は亡くなったことにされてしまいました。失踪してから7年経ち、手続きを踏めば死んだことにできるそうで、父方の遺産相続の関係でそういうことになりました。
私は父が消えるなんて思っていませんでした。
明日も起きたらお父さんはそこにいると思っていました。
でも、起きたらいなかった。
夜になったら帰ってくる!そう思ったけど、帰って来なかった。
明日になったら帰ってくる!いつか帰ってくる!
そう願ったけど、帰ってこないまま25年が経った。
あれが最後になるんだったらもっと優しくしてあげたらよかった・・・
伝えたい言葉も行きたい場所もたくさんあった・・・
あれば最後になると分かっていたなら・・・
それ以来、私の潜在意識は「今が永遠でないこと」を強く、強く、記憶したのだと思います。
だから私は、「この子たちともっと一緒に過ごせばよかった」とだけは絶対に思いたくない。例え明日が来なくても、「これ以上は一緒にいれなかった!」と思えるほど側にいたい。抱きしめたい。
子どもいつか必ず私の元を去っていく。
家にいるより学校にいる時間が長くなり、家族でいるより友達や恋人と過ごす時間が長くなっていく。だから、小学校に行くまで、いや、幼稚園に行くまでの期間、まるでくっつき虫のように、ピッタリ!と張り付いていたい。
でも、子育てだけでは満たされない自分がいることも知っている。だから私はビジネスを始めた。ビジネスがしたかったわけじゃない。子供の側にぴったりと張り付きながらできる仕事、それが自分で事業を興すビジネスと呼ばれるものだった。
ビジネスは何をやって自由。だったら自分の好きなことをやってやろうじゃないか!そんな思いで、今は、InfinitYクラブの代表とマザーズコーチをやらせていただいている。