ボクらの熱い2日間 エピローグ

プロローグを書いたのに、エピローグを書かないわけがない・・・w

後日談というよりも、外伝的なお話しを少しだけ書いておきます。

ワタシが「いつでも質問のできる環境を作った」と発表のスライドにも書いていたのは、本当に事実なんです。
これは、自慢でもなんでもなく、ワタシ自身が若い頃「遠慮しい(すぐ遠慮してしまう人という意味の関西弁)」だったので、なかなか人に質問できないタイプでした。
『忙しそうだし』『こんな簡単そうなこと・・・』と何かと理由をつけ、質問することから逃げていたようにも思います。
でも、そこから得るものなんてのは全くなく、無為に時間を消費するだけだと気づくまでそこそこの時間がかかりました。

『情報はシェアするもの』『アウトプットも自己研鑽のひとつ』と思い、「忙しいそうにしてても、忙しい振りやから、いつでも質問に来ていいで!」とおどけながら、何度も繰り返し言い続けました。

kintoneはネットで検索すると、たいていの悩みに関しては解決の糸口を見つけることが出来ます。
でも、それってある程度使い込んだ人にしか分からない内容も多いんですよね。
なのでワタシは社内のkintoneでの『コンシェルジュ』『コンサルタント』『コンダクター』の3コンを目指そうと思いました。
そしてもう一つは『若手がフロアで一番話しかけやすいオジサン』であることも目指しました。
もしワタシにも分からないことなら『一緒に悩めばいい』というスタンスでした。

ただし、質問に来ない人には基本的に知恵も手も貸しません。
冷たいと思われるかもしれませんが、『見えない問題は存在しない』のと同じことなんです。
だからこそ、極力ハードルを上げないようにワタシも努力しているのです。
アクションを起こしてくれないと、ワタシには見えないし、気づいてあげられないのです。

そこにキチンとハマってくれたのが、西川と当初登壇して貰う予定だった女性社員でした。

人材の育成というと中々に難しいことが多いのも事実です。
ワタシはサエラに来るまでにやっていたシステム運用などの仕事で『手離れ』が常に課題でした。
kintoneは『手離れ』の良いサービスだと思っていますし、若手にいろいろと社内・部内の状況を考えさせるいいツールだと思っています。

タマゴやヒヨコに出来上がった道具だけを与えてしまうのは簡単なことです。
でも、もしかしたら明日・・・いや今すぐ・・・ワタシが倒れても大丈夫な環境を作らないとダメだと思うのです。
バス因子が自分でバス因子を脱するための方法
これを読んでから、特にその思いが強くなりました。

属人性を解消するツールが、属人的な問題で使用できなくなるというのは本末転倒です。
だからこそ、西川のような人材をひとりでも多く育てていかねばならないのです。
これから3年くらいは、社内の業務改善とともに人材育成にも視点を置いていかなければならないし、西川と同じ方法では育ってくれないことも含めて取り組んでいかなければならないと思っています。

さぁぼうけんのつづきをはじめよう・・・。

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