報われない情シスは報われない努力をしている気がする
企業の社内情シスさんが嘆くTweetをよく見かけます。
「うんうん、そうだよね」と思うことも多々あるのですが、私が一緒に働いたことのある情シスさんには2パターンあって、
・ちゃんと報われる情シスさん
・なかなか報われない情シスさん
という感じでした。
それぞれのタイプを思い返してみると・・・。
【報われる情シスさん】
・難しい言葉を極力避けた説明や資料で対応する
・「こんなこともあろうかと」(B案、C案)をきちんと事前に準備している
・相手に得した感を抱かせるのが上手い
・細かなことでも事前に注意喚起などを行っている
【報われない情シスさん】
・資料や説明が製品サイトそのままみたいなカタカナ多用
・何かあると「だから言ったのに」みたいな上から目線の対応
・自分たちが知っているからと情報発信するべきことを放置
どうしても個人の性格ってのがあるので、難しい点も多いのですが、ワタシ的には、
・社内の人間も『顧客』と思って対応
・自分がやるべきこと、やってることを明確にして周囲に理解させる
の2点を意識するだけでも、大きく変わってくると思うんです。
特に「周囲に理解させる」はスゴく大事なことで、「トラブルやインシデントを発生させない努力」はもっとアピールしていいと思うんですよね。
その時に、できるだけ誰でも理解出来るように「例え」とか「用語の日本語化」をすると、自分自身の考え方の整理などもできて一石二鳥なんです。
報われないことをやってるわけじゃないんですから、自分が報われるように周りを誘導していくことは非常に重要です。
営業のような数字でハッキリと分かる仕事をしているわけでもないのですから、放っておいても何もいいことはありません。
さらに言うなら、「ワシらパソコンのことはようわからんのや」みたいな経営者の下で働く場合は、『オレがコレとコレを支えてるから、会社が上手くまわっとるんやで』くらいのアピールはしないとダメかなと・・・。
バックオフィスの仕事している人は、自分からアピールしないと「まわって当たり前」みたいな評価しかされない組織が多いです。
情シスに限らず、自分の仕事の役割を正しく知ってもらう努力を怠ると、謂れのない批判や苦情のターゲットになるというのは知っておいた方がいいですね。
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