PostCoffee。コーヒーを楽しむ日々のはじまり
長らくの間謎にコーヒーを飲みたい欲が枯渇していた。ここ5、6年、夏の間毎日作っていた水だしコーヒーを何故か今夏は1回たりとも作らなかった。
もうひとつコーヒーから遠ざかっていた原因がある。コーヒーを昼間に飲んだだけで夜眠れなくなってしまったのだ。これまでは夜に飲んでも関係なかったのに。自分の体のコトや気持ちはいつだってよくわからない。ただただ暑すぎてバテていたからなのだろうか。
しかし9月の後半、秋を感じはじめるとともに突沸。「コーヒーが飲みてぇ」と強く思う日々が増え、風呂に入りながら、布団に包まりながらも「コーヒーが飲みてぇ」と思う日も出てきた。そんなことはこれまでない。時を同じくして、コーヒーで眠れない現象も薄れていった。
近くのスーパーに向かうも、買いたい豆はない。適当に買えばよいのだが、それができないのが私の難点である。こだわりが強いといえば聞こえはいいが、私は必要なものでも、強くビビッと惹かれないとなかなか買えないのだ。
しかもこだわりがある風のクセにその実、たぶんパッケージの好みで判断しているだけなのである。私はとにかくコーヒーが飲みたいだけなのに。買わないと飲めないんだぞ。中身に期待しろ、と自分に言い聞かせるが結局買わない。そしてスーパー入り口付近にある半独立風パン屋でチョココロネとピクニックのパックコーヒーを買う。そのコーヒーは買うのか。
家に帰り、ええいネットで買おうと豆を探す。お気に入りのコーヒー豆は何個かあって丸山珈琲の「八ヶ岳ブレンド」が今のところ一番好きだ。自然好きの私には名前もパッケージも味もとても刺さったのだ。海辺でドリップした思い出も込みかもしれない。
しかし、これだけをネットで買うことに抵抗があり、一旦保留した。コーヒー豆ひとつスムーズに買えないのが情けない。
そこで前々から気にはなっていたが、手を出していなかったコーヒーのサブスク「ポストコーヒー」を試してみることにした。無料のコーヒー診断を受けることで自分好みのコーヒーが毎月届く、というサービスである。私は毎月15杯分の豆が届く一番安いライトプランを選んだ。
毎月否応なしにコーヒーが届く。しかもパッケージがかわいいし、月によってパッケージも変わる。届く豆も変わる。これはいいんではないか?自分でお気に入りの豆を買いに行くのも好きだけど、何もない日常にふと届くギフトのようでこれはこれでとってもうれしい。
コーヒーに詳しいわけではないけれど、それでもおいしいのがわかる。3種届いたうち1種類は好みではなかったが、好みでないものはポストコーヒーにフィードバックすればどんどん届く豆が自分好みに洗練されていく。好みでないものに出会うのも楽しいものだ。
ポストコーヒーをはじめて、いつでもおいしいコーヒーが飲める状態になった。これは日常に訪れた地味にうれしい変化である。とりあえずポストコーヒーを続けながらもスーパーの豆や焙煎所の豆なども積極的に試していきたい。
いつでも解約・スキップができるので、コーヒーに関する悩みがなくなったら辞めるかもしれませんが、今のところはじめてよかったと思っています。
ブログでポストコーヒーの詳しいレビューや、お得なはじめ方などを解説しているので、気になる人は1回試してみませんか。