【初丸源ラーメン】思っていた倍から好みで喜ぶ
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1ヶ月以上前に書いて、公開忘れしていました。
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昨夜は異様に眠れなかった。どれくらい眠れなかったかというと23時に布団に潜り込んで、朝の6時まで眠れず、もうそのまま起床した。
途中息子が水ぼうそうになる夢を見て目覚めたら、ものの5分しか経っていなかった。目が覚めたら数時間経っていたということはなく、夢と現実の時間の進み方がきっかり同じだった。そんなことってあるか。レムが過ぎる。
原因めいたことは朝と昼間の2杯コーヒーをドリップして飲んだことくらいだが、そこまでカフェインがテキメンだったことって一度もない。これまではわかるかわからないかくらいの効果しか実感がなく、たくさん飲んだって眠たいことなんて山ほどあったのに。
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不調が続いていて1ヶ月くらいコーヒー断ちしていた反動だろうか。寝床を抜け出してからも眠気はまったく訪れず、ただただ何となく半身幽体離脱な心地でふわふわと午前中いっぱい仕事をして、京都に向けて出発する。
昼食は菓子パンで終了の予定だったが、それではこの状態の体を1日動かしきれない気がしていた。眠れないから布団の中で京都に向かう道中の飲食店にピンを立て続けていた。どうせならどこかに立ち寄って食べたい。
何故だかわからないが、今まで見かけても何の心も引きつけられず、素通りを鬼かましてきた「丸源ラーメン」の存在が自分の中で異様にデカくなっていく。スタメン落ちした低くて硬めの枕が脈絡なく急に一軍に返り咲くように突如行きたくてたまらなくなった。
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初めての丸源。もうフォントにまったく惹かれなくて、「丸」に「源」の満ち足りた響きもなんだか好きではなかったのだが、今日は迷うことなく左折で滑り込んだ。
入ると期末テスト期間だからなのか、中高生がボックス席に陣取っている。そういうファミレス的場所なのか丸源。スカートの下にジャージを履く女子たちに思いがけずノスタルジックな気持ちが芽生える。
とりあえずはじめてなので基本の「肉そば」と鉄板で提供されるチャーハンを注文。1分も経たずチャーハンがやってきて、目の前で熱々鉄板に溶き卵が流し入れられる。
店員さんはもう慣れすぎて「卵が固まる前にかき混ぜて召し上がってください」と言いながら卵を投入する。私は急な出来事に「えっ、えっ」としっかり狼狽し、やや固まりすぎた卵と米をかき混ぜる。卵流し入れる動画撮りたかったのに。スマホの調子もこの瞬間悪くなり、シャッター押しても撮れない。ついてないぜ。
一口食べるととにかく激アツ。しかもたべ終わるまでひと冷めもせず激アツ。ハヒハヒ言いながら食べる。これはもう温度がうまい。味付けとかわからないけどシンプルな味付けでこの激アツという味わいを邪魔しない。うまい。
しばらくして運ばれてきた「肉そば」も予想を遥かに超えてうまい。こっちも激烈に熱い。そして、がっつり好みだった。チャーシューではなく豚しゃぶ的な肉が乗っていて、たまねぎも入っている。
しかも柚子胡椒と大根おろしを混ぜたものが乗っていて、途中で味変できる。最後、酢をかけて食べてとの説明書きもあり、麺に酢をかけるのが好きな私は密かに喜ぶ。スープの味わいも、最後に酢をかけるところも私の好きな近江ちゃんぽんに似たところがある。
がっつり食レポするつもりはない。とにかく自分の好みに感じるもの、好みに感じないもののアンテナなど当てにならないのだなと思ったのだ。当たったときに「ほぅらやっぱり思ったとおりだ」と感じる場合もあるが、実際はそれと同じかそれ以上に当たらない。
だから何だって挑戦すれば良いではないかと思うのだ。次はラーメン「横綱」に入ってみようか。強さや充実感を感じる店名の店はことごとく避けてきた。