この夏食べようと狙いを定めた鰻屋5選
今年はらっきょうを漬けた、梅干しも少量ではあるが、準備を進めている。そんな感じで季節に逆らわずに季節に乗っかって日々を過ごすのは摩擦がなくて心地よいものだ。
さて、夏が来ている。ということはうなぎもにょろにょろと近づいてきているってことだ。毎夏1うなぎを食べるというこの習慣が私の中で最も古くから続いている季節の楽しみ方かもしれない。
さぁさぁ今年も白昼堂々鰻重をかき込み、ビールを飲もうじゃないか。夏の始まりに食べるよりも夏を終える儀式のように食べたい。そっと穏やかな笑みを浮かべて鰻重の蓋をそっと閉められたのならそれは今年の夏もきちんと乗り越えられた証だ。
ちょっと張り切って行ってみたい鰻屋を調べてみたぞ。さぁあなたも行ってみろ。汗でTシャツを背中に張り付けて嬉しそうに鰻を食べている100kgありそうな男がいたらそれは私かもしれない。
うなぎ割烹 きた八
なんだか普段行かない駅に降り立ちたいという気分なんだ。
さくら夙川駅。もう駅の響きも字面もいいじゃないか。駅から徒歩13分ってあるけど、せめてそれくらいの苦労をしないと鰻に辿り着いてはいけない気もする。
調べていると私がうまい鰻が食える店の条件として掲げているビルの1Fにあるっていうじゃない。これは期待できると思ったら普通に食べログで兵庫県の鰻ランキング1位に輝いているようなお店だった。
個人的には重を食べたいなと思うんだけど、櫃まぶしコースってのもあるみたい。白焼、うまき、うざくなんかもついてるっていうから揺れる。
ビールもいいけれど、日本酒をよばれてもいいかもしれない。
うなぎ黒谷
まさかの明石。魚の棚商店街にある。
このわざわざ行く感じもありじゃないだろうか。実は割と明石が好きで、ぷーんと香ってくる磯臭と明石にたどり着くまでの海沿いの電車旅も楽しい。
帰りにアウトレットで爆買いなんてできたらよかったけど、まだオープンしてないんだな。もう鰻を食べる日は財布の紐を解き切りたい。
カウンターに座って備長炭で焼かれる様を眺めながら酒を飲みたいな。
うなぎを食べて立て続けに行くのは難しいかもしれないけれど、近くにある「立ち飲み処 たなか屋」もいつか行ってみたいんだよな。
鰻屋
シンプルにそのストレートな店名に惹かれた。
しかし、調べるとこちらもまた大阪府で食べログランキング1位に輝いているような店なんだな。
調べてみるとなんと予約方法は9:30に店前に出る予約表に直接記入するしかないとのこと。これはちょっとハードル高いけれど、メシや旅となればいくらでも早起きできる私だ。逆にそそられている。
さばく工程も見られるみたいなので、ぜひ見たい。
この店で鰻を食べたら一気に大人の階段を駆け上がれそうな気がする。
魚伊 本店 (うおい)
なんとなくで大変申し訳ないんだけれど、関目という地名がなんだか嫌だなぁって思ってしまう。基本的にフィーリングを超重要視しているのだが、逆にそれで損をしていることも多いのではないかと思い、逆にちょっと気になりはじめてしまった。
なんだか店構えもしっかりしているみたいだし、鰻に合うワインなんかも揃っているみたい。これは地味に有力だぞ。
もう思い切って関目まちぶらしたろかい。
このジビエが食べられる店も気になる。大阪地名アレルギーを克服するきっかけにしたい。もし克服できたら四條畷や門真や放出にもチャレンジしよう。
京 うな和 本店
京都もひとつ入れておこう。
ここは個室もあって一番落ち着いて食べられそうだなと思って選んだ。でも、やっぱり人でいっぱいなんだろうか。最近の京都の人の多さには辟易しているからそこだけ心配ではあるが…。
鰻がうまいのは当然のことながらホームページに高知県産・仁淀川粒山椒と長野県安曇野産わさびが添えられていると書かれていて、それに惹かれた。
京都に行くとなるとまた常宿である「ルーマプラザ」に泊まる口実もできる。そうこうしているうちにまた無性に「みよし」のラーメンが食べたくなってくる。あの不自然な甘みが恋しい。