吐露々

吐露々

自然な暮らしがあれば、そこに、自然な言葉が生まれるだろう。少しでもわがままになれば不自然に言葉でどうにかしようとしてしまう。嘘の上に嘘を塗り、何層にもなったそれの上で寝る。一番底の底の其処に在る無垢なお前を抱いて死んだ様に眠ったまま、居心地の良い顔をして緩やかに死んでいけ。

せめて見ず知らずのだれかに愚痴る時は、せめて慰めを貪る時は真心からでいればいいのに、それすら偽り。そんな人達がそれでも肉体か精神かその両方がために街を作る。それはきっと愛しいものでそんなに睨まないで。

吐露する人達。吐き捨てて。誰か掃いておくれよって。

次の単独の主題。

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