テレビマンと提案
トークセッションのテーマをきのうに引き続き書きます。
「画になるとは何か?」
「どんな提案がいいの?」
「制作会議はどんな風にしてる?」
きょうは2つ目の「どんな提案がいいのか?」について。
これもよく聞かれる質問です。
今回は提案内容についてではなく、
情報提供の方法についてお伝えします。
テレビ局に勇気を出して電話しても
担当者につながらずたらい回しにあったり
たまに繋がってアピールしても
「まずは企画書を送って」と一蹴されたり。
そんな経験、ある方もいらっしゃるのでは。
とにかくテレビマンは忙しい(フリが多い)です。
ではどうやったらアクセスできるのか。
ニュースで扱って欲しいと思っている場合、
僕がオススメするツールは、ずばりファックスです。
報道の現場には刻一刻と情報が集まってきますが、
それらはだいたいファクスで送られてきます。
これは官公庁や公共機関からの情報が多いからです。
消防から火事の情報や警察から事件事故の概要、
空港や鉄道会社から交通機関の遅延運休状況、
自治体から災害情報まで多岐にわたり
報道局のファックスに大量の情報がひっきりなしに届きます。
ここに送ればとりあえず取材デスクの目には触れます。
そしてこのファックス情報を仕分けする
取材デスクはニュースバリューがあるか
取材が必要か不要かを瞬時に見極めます。
僕もたまにデスクを担当しますが、
たぶん2.3秒でジャッジします。
なので、大切なのは、引きのある見出し。
「お、これは何か面白そうだな」というタイトルがあれば、
ひとまず手を止めて概要を見ます。
リリースに書く概要は、何が撮影出来るのかを示すことが大事。
社会性はあるのか、
誰がキーマンなのか、
画になるか、
動きはあるのか、をざっと確認して、
ネタがいけそうだと判断したら
スケジュールを確認して取材予定BOXにキープします。
(この作業は約30秒w)
とにかくシンプルにわかりやすくが大事。
リリースには加えて
参考記事(過去に取材された記事など)があれば嬉しいです。
過去に新聞や雑誌に取り上げられたならこちら側もまとめやすいので。
ただし、取り上げられたいがためにアピール過多はダメですよ。
全部送るのではなく1つか2つに絞ってください。
みなさん、
自慢話ばかりする友達ってどう思います?
「はいはい、わかった」ってうんざりしますよね。
それと同じなんです^_^
提案はファックスで送って
テレビの担当と一度でもつながればしめたものです。
テレビマンも人間です。
顔を合わせて仲良くなれば、
その後の情報提供はとてもやりやすくなりますから。
ちなみに、ファックスは報道に多いのですが、
バラエティ番組などはメールや公式SNSが多いようで
この限りではありません。
もちろん郵便物も目を通してますのでご安心ください(^ ^)