【アニソンよもやま話】『勇者特急マイトガイン』と『マクロス7』の関係+α
2024年元旦から震災があり、メンタル回復までに時間がかかりました。
リハビリがてら今年初のnote記事です。
2024年1月11日新アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』が放送され、往年ロボットアニメ「勇者シリーズ」を彷彿とさせる作品であったことからSNS上で話題となりました。
SNS上「勇者シリーズ」にまつわる話題が盛んになっており、せっかくの機会なので1つ話題提供を。
30年の時を経ても未だに人気のある勇者シリーズ『勇者特急マイトガイン』(1993年)とマクロスシリーズ『マクロス7』(1994年)は別々の路線であり一見関係ないようですが、実は2作品には「楽曲」という点で関係があります。
1.声と歌を分ける『マイトガイン』での試みが『マクロス7』で本格化に
昨年7月に発売された書籍「90年代アニメ&声優ソングガイド」にて両作品を担当した音楽プロデューサー佐々木史朗氏のインタビューが掲載されています。
佐々木氏はビクター音楽産業株式会社を経て、現在は株式会社フライングドッグ代表取締役を務めています。
インタビューでは下記のように語られています。
ビクターでキャラの声と歌を分けるアニソン楽曲は、1993年8月の『マイトガイン』2ndエンディング曲でPURPLEという敵役が歌う形で実験的に披露されます。
そして翌年1994年10月にて『マクロス7』で主人公の声と歌を分けるオープニング曲や挿入歌で披露され、画期的なスタイルとして当時の視聴者に衝撃を与えました。
上記以外にもアニソンに関わる話題を、佐々木氏がインタビューで答えていますので、気になる方は書籍をお探しください。
2.歌バサラ 福山芳樹氏が生まれたきっかけ
上記書籍には一部書かれていますが、歌い手さんにはあまり知名度のある人を持ってこないということを佐々木氏は考えていました。
ここから先の歌バサラ誕生秘話は書籍では明かされていません。
ただ、この秘話は歌バサラであるアーティスト福山芳樹氏とW-FUKUYAMAとして共同でライブ活動をしている福山竜一氏が自身のツイキャスで過去に語られていまます。
当時ビクター社員である佐々木氏が歌バサラ候補を探すため、横浜ライブ界の重鎮・中山祐介氏に相談。その中で、福山芳樹氏と福山竜一氏が候補にあがり、最終的に福山芳樹氏が選ばれたと話されました。
3.横浜の縁はまだ繋がる
中山祐介氏の紹介からアニメ音楽業界に関わった人は、福山芳樹氏だけではありません。ほぼ同時期に、横浜でバンド活動していた飯塚昌明氏が中村氏の紹介からアニソンの作曲をはじめ、今では「GRANRODEO」のギターリストとしても活躍されています。
BSのテレビ番組では飯塚氏が中村氏と対面し業界の恩師として紹介される場面がありました。
【参考番組】BSフジ「ロデオ倶楽部!」
横浜のライブ仲間であった2人は、歌バサラ・福山芳樹氏と作曲家・飯塚昌明氏として実はマクロス7で関係していたことがあります。
1997年~1998年OVA『マクロス ダイナマイト7』挿入歌『WILD LIFE』でタッグを組みます!
「WILD LIFE」
作詞 - K.INOJO / 作曲 - 飯塚昌明 / 編曲 - 中山弘 / 歌 - Fire Bomber
4.『マクロス7』は今年30周年として盛り上がる!
そんな『マクロス7』は今年10月でちょうど30年を迎えます。
昨年12月14日にはライブが開催され、
今年1月1日にはマクロス7関連で新たなCDが発売されました。
■CD ALBUM「ダウトメン feat MACROSS 7」CD情報
https://doubtmen.com/macross7-cd
30周年ではFire Bomberの数々の作詞を担当された作詞家・音楽プロデューサーのK.INOJO氏が表舞台に登場し、インタビューに登場したり、Xにて情報発信をしています。
マクロス7ファンで気になる方はチェックすることおススメです!!
アキバ総研 2023年11月21日記事
「「マクロス7」30周年に向けて──“歌バサラ” 福山芳樹×作詞家・K.INOJOが熱気バサラを語りまくる!「ダウトメン feat MACROSS 7」LIVE&CD発売記念インタビュー」
K.INOJO氏 X(旧Twitter)アカウント
https://twitter.com/inojo1/status/1743625828489941380
今回の記事はここまでに。
みなさんの話のきっかけやタネになればと。
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反応あれば、来週頃には延長戦で『勇気爆発バーンブレイバーン』と『マクロス7』の意外な関係について語るかもしれませんよ(次回予告風)。
(´∀`*)ウフフ、それでは。