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映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』への期待~ルパンのような男が神とも呼べる敵に立ち向かうお話?
「アベンジャーズ」が大人気となったマーベル作品の最新映画が来週公開されようとしています。
楽しみではありますが、気がかりなことがあります。
気付けば30作品にもなる膨大な過去作、
「ディズニー+」内ドラマでの有料配信によるストーリー展開。
初心者には飛び込みづらい印象が出てきています。
いやいや、それではいけないなと。
私の経験ですが何十年も続く原作となる翻訳コミックスを途中からよく分からないまま読みながらも、魅力的なキャラクターやストーリーにハマり、そこから少しずつ理解していきました。
一人でもそんな人が増え素敵な体験を共有できればいいなと、
マーベル作品に詳しくない人でも楽しめればとの提案がこの記事の目的です。
上映公開前なので予告情報ベースで、憶測や妄想も入りますがご了承のほど。
といってもマーベル映画は原作を知っていても、忠実に描かれているわけではなく要素を散りばめて新しいストーリーとして作られている改変したものですので、みなさんとスタートラインは同じです(*'▽')!
1.今回のお話は?
元泥棒であるヒーロー「アントマン」ことスコットが、
ひょんなことから量子世界という人智を超える空間で神がかりな力を持つ敵と遭遇していくお話だそうです。(予告ムービーから)
2.「アントマン」(スコット)とは?
空を飛んだり光線を出すような派手なヒーローではなく、小さくなったり大きくなったりスーツとそれを利用したアイテムを使って戦う普通の人間です。
小さいときは「アントマン」、大きいときはたまに「ジャイアントマン」とシャレのように言われています。
彼の特徴はというと、「地頭の良さ」、「物怖じしない度胸」、「緊迫した時でも間の抜けたことを言うユーモア」、「その地頭の良さでアイテムを上手に使う器用さ(ある意味で手癖のわるさとも(笑))」です。
不思議なアイテムを武器に知恵と勇気で挑むただの人間です。
ルパンとまったく同じとは言いませんが、色々と共通点のあるキャラだと私は思っています。
3.敵(ヴィラン)「カーン」とは?
最近では日本でも耳なじみになってきていますが、
アメコミでは敵のことをヴィランといいます。
ヒーロー映画には敵はつきもので、今回の敵(ヴィラン)は「カーン」という紫のスーツとマントを羽織った人っぽいキャラクターです。
どうやら長い時間を漂い、時間を書き換えたり与えたりできる人智を超えるパワーをもつ神がかりな敵のようです。
(※原作にいるなじみのキャラクターらしいですが映画ではどういうキャラクターになるかは現在不明)
加えて予告の最後ではビームを放つなど強そうな雰囲気があります。
この「カーン」ちょっとほかの敵とは違ってそうなのが
予告でもうかがえるように、
力を見せつける前に、会話をしながら交渉や取引を持ち掛ける嫌らしいタイプです。
時間を操るとのことで長く生きているが故の「老獪さ」、「狡猾さ」を持っているのでしょうか?
4.このシチュエーション見覚えが?!
ここまでくるとピンときた人もいるかもしれません。
これは私の感覚みたいなもので妄想でしかないのですが、
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(1978年公開)にシチュエーションが似ているのです。
以下、似ているかもと思う点を。
(1)SFをテーマにしている
ルパンは遺伝子学、アントマンは量子という物理学の要素の違いがありますが、ストーリーのベースにあるのはSFです。
(2)どうもアクションというより頭脳戦のようである
今作品は他の作品と比べ派手なアクションより知恵比べの要素が強い点が似ていると思わせています。
(3)人VS神と呼べるものとの戦い
人の「知恵」と「勇気」が長い時間を生きる神にも等しいものに挑む構図が似ていると思わせています。
マーベル作品はヒーローを「神」・「神話」ととらえず「人」・「人間賛歌」を軸にしており今作品もそれを楽しめる内容になっていると思われます。
以上、来週から公開されるマーベル映画への自分なりの楽しみ方を提案する記事でした。