#8「自己理解のチャンスはピンチの顔をしてやってくる」【スナックひきだし】2024年8月9日 活動後記
こんにちは。
ジコリカラボの主催者のタナキーニです。
今までは活動の記録として、ジコリカラボがどんな活動をしていたのかを記載していましたが、実施している活動概要よりも、テーマに対して自分の感じたことを活動後記で綴っていくことにしました。
今回のイベントのテーマは「自己理解のチャンスはピンチの顔をしてやってくる」です。
スギちゃんにテーマ出しをしていただきました。
【スギちゃんのプロフィール】
グループリフレクションの前のテーマ出しでは、実際に自殺予防の研究をしたことのあるスギちゃんから、人生のピンチについての乗り越え方のメゾットを共有してもらいました。
人生には波があります。いい時もあれば、悪い時もあります。そして、その波の大小は様々です。それがピンチであるか、チャンスであるかは、その人の主観によって変わります。スギちゃんは「苦しみに貴賤はない」と話していました。苦しみは気持ちなので、基本的には誰かが評価するものではありません。なので、誰かが「苦しい」と言ったときに、「それは苦しいですね」と声をかけることも優しさですが、その苦しみの現象を評価せずに「そうなんですね(このような現象なのですね)」とただ受け入れることも、ある種の優しさなのではないでしょうか。
ピンチの真っ只中では、それを自己理解のチャンスと捉えることは難しいはずです。頭が整理されていなくて、サプライズの連続から疲弊していて、疲れ切って、パニック状態になっているからです。
そのような事象を振り返ったときに、何かしら両手で掬えるものがあるとすれば、それが人生の教訓や自己理解に繋がるでしょう。
人の人生には、誰にも語ることのできない墓場まで待っていくエピソードがいくつか存在します。そこに、大きさは関係なくて、とにかく、人生には、そんなエピソードがいくつか点在しています。普通の人生が良い、平均的な人生を希求していたとしても、そのエピソードは必ずやってきます。
ある人は、そんなエピソードに蓋をして、無意識に忘れ去ってしまう人もいます。そうしないと自己防衛できないからです。
そのエピソードには、身体的にも精神的にも「苦」を想定した文脈がそっと顔を覗かせていることもあるでしょう。
私もそのような個人的なエピソードを思い出した時に、ヒリヒリしたような、ピリピリしたような、脳内がパニックになるような感覚が蘇ってきます。
そのことが何かしらのパワーになることもあれば、両足を掴んで足枷になることもあります。かなり両義的な文脈になっています。
そんな両義的なエピソードには、人生の意味や自分の信念、行動パターン、こだわり、メゾットも含まれています。
私の場合、今思い出せば、人生のそのような状況の中で、長期的に海外に出向く、スポーツをする、温泉に行く、ドライブをする、寝る、小説を読む、文章に落とす、といった自己対処を試みてきたような気がしています。
逆にその量が増えるということは、ピンチを感じているということなんでしょうね。
自己対処は、時と場合により、そこでワークするものもあれば、しないものもありました。
本当の本当のピンチの時は、スギちゃんもテーマ出しで言っていましたが、相談する行為も効果的ですよね。
「自立とは依存先を増やしていくこと」とよく言われます。
ということは、「ちょっとした相談を小出しにできる人はより自立している」と捉えることができます。
話は、少し飛んでしまいますが、今回のイベントではテーマ出しの前に福祉クイズのアイスブレイクを実施しました。
クイズの設問の一つは、以下のものです。
A) 手紙でのやり取り
B) 路地
C) ペットの数
D) 川
下に答えが書いてあるので、皆さんも少し考えてみて下さい。
答えは、B)路地です。
解説はこちらです↓
自分が気軽に相談する意識も大切ですが、気軽に相談してしまう環境・状況を作っていくことも大切ですよね。
それが「スナックひきだし」でもあると思います
皆さんは、そんな環境を作っていくことを意識したことはありますか。
そして、スギちゃんからの最後の問いです。
皆さんは、どうでしょうか。
グループリフレクションでは、様々な感じたことや考えたことが飛び交っていました。
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