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とおりゃんせ

恒星から自己分割して下りて来ると、ある地点を境に記憶喪失します。ドシラソファミレと下りて来たとき、ファからミに下りるとき、何者であったか忘れます。ここで個人に閉塞します。ファより上に個人性はなく、いつでも上がることができるので、「帰りたい」という発想がありません。ミまで下りると、「迎えに来て欲しい」と思うようになります。

「とおりゃんせ」という歌には、「天神様の細道」が出てきます。天神様とは菅原道真のことで、菅原道真の母は羽衣伝説の天女です。この歌は天と地を繋ぐ7のシステムを表し、北斗七星やプレアデスに関係するということです。「行きはよいよい、帰りはこわい。」です。自己分割して下りることは容易だけれど、帰りが難しくなるのは、この世界に閉塞されるからです。反対に、感情体の7つを揃えて恒星にたどり着いたあと、再び地上に戻るときは慎重でなければなりません。これもまた、「行きはよいよい、帰りはこわい。」です。

存在がミからファに上がれば、「この世界から出たい、迎えに来て欲しい。」とはならなくなります。

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