意外な本音

夢には心情や興味が反映されます。寝る前に見ていた動画や読んでいた本、考えていたこと思っていたことが夢には表れます。これが基本です。なので意図を持つことで、興味が一本化し心が一つにまとまり、それが夢にちゃんと反映されます。意図を持って寝たはずが、心が向かう方向が別の所にあれば、それが夢に表れます。そんな時の普遍的解釈は、本音や本心を隠すものになりかねません。たとえば夢でうまく進めないなら、何かをうまく進められないと感じていることがあるわけで、それが何なのかは夢を見た本人が一番わかっています。素直な気持ちや本音の先に、普遍的解釈が意味を持ちます。

「思考を偽装した感情」と言うように、夢の意味を考えているようで、思い込みの中をぐるぐるとしているだけの場合も多く、「わかった！そうなのかー」と思っても、見たいところだけ、受け入れたいところだけしかわかっていないこともあるものです。感じたことは絶対的に大切ですが、意味を限定しない方がいいし、より深く理解するときが来るかもしれないことを、忘れないようにした方がいいです。

素直なつもりでいても、意外な本音が夢に表れていることもあるものです。本音を無視すると、自分にしか理解できない普遍性になります。