父母の目、家族の影響を知る
親子のこと、家族のことは、それぞれ自分の中で解決するほかありません。母や父に謝罪を求め、家族に変わるよう促し、たとえそれが成功したとしても、自分の中では、傷つけてくる父母も煩わしい家族も、変わらず生き続けます。「他人を変えたいなら自分が変わらなければいけず、他人を変えようとするより自分が変わる方が早い」というのは、妥協したり、許したくないのに許したり、そういうことをしなければいけないのではなく、自分の中の父母、家族を認めることがまず大事で、それは自分自身を認めることになります。変わろうとせず知るだけで十分です。
家族に対する自分自身の気持ちだけでなく、自分の中の無自覚で見えない父の目、母の目を知ることが重要です。たとえば「結果よりも頑張ることが大事だ」という父や母の目が自分の中にある場合、常に頑張っていないといけないと思い込んでいるかもしれません。
父母に何を教えられ、何を期待されてきたのか、確認してみるとよいです。父母が健在であろうとなかろうと、影響力は変わらないものです。