安心しているから眠れる

寝つきがよくなかったり、眠れなかったり、寝ても眠りが浅かったりするのは、神経が過敏になり興奮状態だからだと説明されることがありますが、神経過敏で興奮状態なのは、死なないように警戒しているからだとも言えます。力を抜いてリラックスしたら死ぬ、自分が頑張らなかったら死ぬ、というような感じです。他者に任せたり、家族や仲間、国や地球に頼れず、すべてを自分でやらなければいけません。そうなる理由は人それぞれですが、身体がどこにあるかわからなくなるまで力を抜く練習をすると、「なんとかなる」がわかるようになり、よく眠れるようになり、それと同時に個人を脱いでいくことになります。

身体の力を抜けるのは、安心できる場所があり、安全が確保できているからです。その場所というのは、実は、実際的な土の場所に依存しているわけではなく、自分の安心の場所は外を探しても見つからないもので、自分の中にあるものです。

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