42歳、主婦、ライター始めました。
2年前、私は「書く」ということを始めた。
何もわからないけど、とにかく始めてみようと決めてブログを開設。
私は、調べたり勉強したりしてから行動に移すなんて、そんな気長に待っていられないから、思い立ったらとにかく行動あるのみ!と、思って生きてきた。
そんなことにいくら時間を使っても、私はいつまでたっても覚えられないし、出来るようにもならない。
いくら勉強したとしても、頭の奥の方に追いやられてしまって、知識とは言えないものになってしまう。
その壁にぶち当たってみなければ、本当の意味での実感は出来ないし、理解も出来る訳がないとも思っている。
やってみなくちゃ何も始まらない。
実際にやってみて出来ないことがあったとしても、必要ならやるしかなくなるし、意外とできるようになるものだとも思うし、それなりにやってきたと思う。
私はそんな人だから、とにかく行動あるのみ。
決めたら行動に移す!その速さだけは誰にも負けないと思っている。
右も左もわからないまま始めたブログは、どこが着地点なのか、どこへ向かっているのかも分からないままだった。
でも、書くことは楽しい。
それは、書いているといつも感じていたことだった。
ブログを始めて1年経ち、ようやく「書く」というものには色々な種類があるということを知った。
「書く」を仕事にするにしても、全く違った「書く」があるのだと。
そして、私がやりたいと思っていた「書く」は、たくさん読んだブログの始め方の本に書いてあった「書く」の方向性とは全く別の方向だった。
「うわぁ、、、失敗したー。」
せっかく今まで書いてきた記事たちが全く別方向だったなんて、これ全部削除するのか……と、かなり絶望的な気持ちになった。
文章だけじゃなく、アイキャッチも、挿絵のイラストも、全部自分で描いていたから、とてつもなくショックが大きかった。
これといった明確なビジョンも無く、方向性も決めずに始めた自分がわるいんだけどさ。
でも初心者が1記事書くだけでも、ものすごい時間と労力がかかるのに、それが何記事あるんだよ……と、途方に暮れた。
ちょっと悔しい気持ちもある。
でも、ここからが楽しくなっていくところだ!とも思っている。
ここから先は、自分の一番好きな「書く」をするのだから。
そこからまた、新たな「書く」に挑戦してみたくなって、今度はライターとして仕事をしてみることにした。
初めて仕事に応募した先で待ち構えていたのは「テストライティング」というもの。
何もわからないけれど、とにかく全力で挑んだ。
これでダメならもう無理だ!と思うくらいの全力。
そうしたら、意外とすんなり1つ目の応募先で仕事をさせてもらえることになった。
その日から、仕事のメールで挨拶する時には「ライターの田中つぎみです」なんて肩書きを付けて名乗ってみたりした。
自分にプレッシャーをかけていくスタイル。
もっともっと書けるように、堂々とライターと名乗れるようになりたいという願いを込めて。
何だか気恥ずかしいような、何とも言えない気持ちになるけど、すぐ慣れるさ。
「ライター」なんて名乗っている自分がいるなんて、1年前の私は予想もしていなかったことだろう。
扉はいつも開いている。
鍵なんてかかっていない。
開けようとしている人にしか見えないくらい、少しだけ開けておいてくれている。
ちょっとだけ勇気を出して、その扉を押してみればいい。
そんな風にして、好きな扉を開いて進めば、きっと素敵なことが起こる。
何歳になっても、やりたい事に挑戦していくと、毎日が楽しくバージョンアップしていく感じがする。
だからチャレンジすることは、やめられない。
まだまだたくさん、やりたいことだらけ。楽しいことだらけ。
ライターを始めて3ヶ月後、初めてライターの仕事をもらったクライアントさんから、メディアディレクターを任された。
メディアディレクターって何する人?
そんな状態だったけど、断る理由なんてひとつも無かった。
だって、楽しそうだし、やってみたいから。
ライターをやらせてもらえることだけでも奇跡のように感じていたのに、もっともっと予想もしていなかったような仕事が降ってきた。
やってって言われているんだから、やっていいよね?
女神様ごめん!私、前髪をわし掴みさせてもらいます!
女神様って、うしろはハゲてるの?イメージと違うけど、これが女神様よな?
女神様って、実は7人くらい存在する?
みんながうしろ向きで並んだ時に、光が反射して虹が出るシステム?!そんなマンガあったなー。
なんて、わけのわからないことを考えながら、打ち合わせに挑みました。
(至って真面目に打ち合わせをしましたので、ご安心ください。)
ライターを始めて1年経った今も、同じクライアントさんのところで、他のライターさんたちが書いた記事を修正したり、新しい企画の見本記事を書いたり、イベントやメルマガなどのコンテンツ作成をさせてもらっています。
人生って何が起こるかわからないとは聞いていたけれど、こんなにわからないものだったんだなと驚いている43歳の冬。
今度は何が起こるかなと、ワクワクしながら毎日を全力で生きてます。