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「早い」だけで得をする話

ビジネス書界隈、仕事術などでは、もうよくある話で「早い」は得だという話をします。
まず、今回の「早い」は何を指すのか?

・仕事での対応(電話・メール)
・仕事依頼を受けてから返すまで
・出欠やスケジュールの確認等々

こうしたことが、早いことは単純にいい。
では、なぜいいかを具体的に3つに分けて書いていきたい。

1,圧倒的な信頼

ここから話すことのすべては「あなたが依頼者」だと思って読んでほしい。
誰かに電話するとき、メールするときは特にビジネスの場面においては「用事(タスク)があるから連絡」している。

そして、依頼者としてはその用事以外にも、多くの用事を同時並行に抱えている場合が多い。
またその用事ごとに進捗はバラバラ。
できれば、1つでも話を進めて完了させていきたいのだ。

相手に連絡をするということは「何らかの進捗の確認、または回答が欲しい」から連絡している。逆にいうと、その返事がなければ手元のタスクが前に進まない。

まず、この大前提がある。
よって、依頼者としては「返事が早いことは、自身のタスクの進捗に係わる」のだ。だから何かを依頼するときには「返事の早い人、仕事の早い人」に依頼するのは当然である。

2,修正や言い訳が効く

何かを依頼されたときに「早く」返すことができれば、ミスがあっても、修正する時間もある。
また依頼者の立場としては「遅くギリギリにミスのある回答をもらう」ことと「ミスがあるがすぐ回答をもらえてミスの修正依頼をする」のとを比較すれば、どちらがストレスないだろうか?

よく、7割の出来でもいいから早く返すほうがいいというが、これは本当である。

3,結局自分が一番得をする

あなたが依頼者でないとしても、そもそもあなた自身のタスクは毎日あるはず。それは早く処理していかないと結局は仕事が溜まる一方なのだ。

だから仕事のできる人、すなわちたくさんの仕事を処理できる人は当然対応が早い。
「返事が早い人は仕事ができる」のではない、その枕言葉として「仕事を多くこなすために、返事が早い」ということを忘れてはいけない。
そう思えば、結局早く仕事をすることは、自分のためにいいことずくめなのだ。

では、どうすれば早く仕事ができるのか?

これはもう「癖」の問題である。
よって、早くすることを癖づけるしかない。
とはいえ、性格的にできないひともいる。
それは「几帳面な人」「完璧主義者」である。

確かに仕事は完璧にこなすべきだが、まずは相手の動きに反応することが大事。

すぐに反応すれば、おのずと早く対応せざるえない。
電話がかかってきて、すぐにおりかえしたところ「〇〇の件できますか?」と聞かれた場合「ちょっと調べます」というよりも「〇時間あとに回答します」というのでは、間違いなく後者のほうが、依頼者の立場としてはありがたい。

相手の動きに素早く反応し、反応したときには相手の欲しいものを提供できるまでの時間を提示する。

早いことはいいことだらけなので、まずは↑こんなことを意識してはじめてみてください。

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田中徹也
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